Reportレポート・参加者の声

東日本大震災から8年。3.11いのちのつどいを開催

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2019年3月10日、立命館朱雀キャンパスで、「3.11追悼企画 いのちのつどい」を開催しました。この企画は、東日本大震災で亡くなられた方々を追悼するとともに、被災された方々や復興への歩みを進める地域に思いを馳せ寄り添うこと誓う企画として、2011年の発災の翌年度から毎年実施しています。8回目となる今回は、「復興の課題」をテーマに、シンポジウムや東北地方で活動する学生・附属校生による報告会を実施。学園関係者、地域の方々、連携協力協定を締結している福島県庁の方々など約40名の参加となりました。
開催概要_【2018年度】3.11追悼企画「いのちのつどい」と関連企画を開催

開会に先立ち上映されたオムニバス形式のアニメーション動画「十一通めの手紙『雲のかなた』」

8年が経過した東日本大震災の復興

冒頭、久保田崇・災害復興支援室副室長による講演「東日本大震災からの復興の課題」を実施。震災から 8 年が経過し、被災地が少しずつ復興への歩みを進めるなか、岩手県の陸前高田市や復興庁、福島県の話を中心に、復興へのこれからの歩みについて参加者と思いを共有しました。久保田副室長は、「復興を進めてきた復興庁あと2年で法律に定められた期限を迎える。杓子定規で復興庁を閉じるのではなく、例えば今後起こりうる災害に備えた防災省として発展的に改組してはどうか」と呼びかけました。
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シンポジウム「復興8年目の現状と私たちにできること」

続いて、「復興8年目の現状と私たちにできること」と題し、シンポジウムを実施しました。モデレーターは福島県楢葉町の一般社団法人ならはみらいで勤務する西崎芽衣さん(’17産社)、大船渡まちづくりプロジェクトに参加した齋藤光さん(法4)、チャレンジ、ふくしま塾。に参加した田中巴実さん(生命3)。
復興支援が自らの人生にどのような影響を与えたのかについて、西崎さんは「福島には、震災をきっかけに新しいことにチャレンジする人、ふるさとを盛り上げようとしている人がたくさんいて不謹慎かもしれないがかっこいいと思った。自分の中で思い描いていた豊かさは福島と出会って大きく変わった」と復興支援と自身に心情の変化について語りました。
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追悼式典

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建山和由(立命館災害復興支援室長)による追悼メッセージ

立命館の学生・生徒による活動報告会

立命館の学生・生徒らが災害復興支援に関する活動報告会を実施。チャレンジ・ふくしま塾。(福島県での復興活動の新しい担い手を増やす活動を実施)やそよ風届け隊 (福島県楢葉町でコミュニティ作りの支援活動を実施)、立命館大学Sustainable Week 実行委員会(学生主体でSDGs の推進活動を実施)、立命館高等学校ボランティア局RIVIO(福島県での震災復興支援活動、防災について考える活動などを実施)、立命館小学校による復興支援活動の取り組みについて紹介し、立命館学園として幅広い復興支援活動の取り組みが行われていることを参加者と共有しました。

関連情報


<当日の様子>
立命館大学放送局(RBC)チャンネル 私達にできることを考える3.11追悼企画【いのちのつどい】