Reportレポート・参加者の声

「チャレンジ、ふくしま塾。」2019を実施しました

「チャレンジ、ふくしま塾。」は、福島のこれまでとこれからに関心を寄せる学生たちと、福島や震災からの復興に関わる教員や専門家と学ぶプログラムとして、福島県庁広報課と立命館が連携し2017年度にスタートしました。
塾ではフィールドワークや視察、ワークショップを通じて福島を学び、塾生が主体となり情報発信をすることに取り組みました。

各取り組み日程と内容

■ガイダンス

2019年5月20日(月)18:00-19:30 
塾頭 丹波史紀先生による基礎講義、プログラム概要について

■開塾・2019年度キックオフ 講義(1)

2019年6月22日(土)午後 立命館大学 朱雀キャンパスにて
福島県庁広報課職員によるゲスト講義・グループワーク・交流会

■講義(2)

2019年7月6日(土)午後 立命館大学 朱雀キャンパスにて
<ゲスト講義 講師>
一般社団法人あすびと福島  事務局長 椎根里奈 様
株式会社プレイノベーション 代表取締役 菅家元志 様

■フィールドワーク・視察

2019年9月16(月・祝)‐22日(日)福島県内

<見学訪問先/ヒアリング・講話にご協力いただいた方>
コミュタン福島―福島県環境創造センター交流棟 見学
川内村村長 遠藤雄幸様
(株)コドモエナジー 様、Cafe Amazon[カフェアメィゾン]様
大熊町役場での講話・町内視察
ネクサスファームおおくま様
卒業後福島で働く立命館大学卒業生(鈴木みなみ様、西崎芽衣様、森雄一朗様)
浪江町役場での講話・町内視察(請戸小学校、請戸漁港、浪江町大平山霊園)
南相馬市 菅野長八様
NPO法人ほっと悠 理事長 村田純子様
OCAFE 岡洋子様
南相馬市 半杭牧場様
南相馬市小高区視察(小高ワーカーズベース 和田智行様、小高公房様 他)
福島県庁 内堀雅夫知事
土湯温泉「若旦那プロジェクト」渡辺利生様
ふくしま食べる通信 高校生記者のみなさん
喜多方・会津視察

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▲コミュタン福島

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▲浪江町営大平山霊園

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▲原発事故による避難、「相馬野馬追」復興への思いを聞く(南相馬市)

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▲原発事故がもたらした酪農への影響、現在についての講話(南相馬市)

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▲社会起業家のチャレンジについて学ぶ(小高ワーカーズベース・南相馬市)

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▲福島県庁に内堀雅雄知事を表敬訪問

学びの成果の発信

201910月19日(土)国立京都国際会館(京都府京都市)にて
「オール立命館校友大会2019」でのポスター展示

2019年11月12日(火)京都ホテルオークラ(京都府京都市)にて
「チャレンジふくしまフォーラムin関西」での事例発表に参加

2019年11月17日(日)立命館大学 衣笠キャンパスにて
衣笠学園祭での模擬店出店による福島の食の魅力の発信、リーフレット配布

2020年2月11日(火・祝)立命館大学朱雀キャンパス(京都府京都市)にて
「3.11追悼 いのちのつどい」シンポジウム・ワークショップでの話題提供


参加した学生の声


ふくしま塾を通して「復興」が単に建物や町がもとに戻るということだけでなく、人の暮らしの復興がとても重要なことであるとわかり、復興の概念のとらえ方が大きく変わった。
もし今後何らかの災害が発生した場合、復興という言葉をより広い意味でとらえ、その町の再生について考えることができるようになるのではないかと思った。
(産業社会学部2 年)

東日本大震災から8 年半が経ち、震災のことを忘れつつある人が多く私もその一人だった。
ツアーでは原発事故のため今もまだ家に帰れない人がいることや、風評被害も完全になくなっていない現状を知ったことでこのような現実が悔しく思えた。1人でも多くの人が福島の復興に関心をもためにも、ま
ずは自分の身の回りから行動していきたいと感じた。
(法学部1年)