教員紹介

新山 陽子

Yoko NIIYAMA 新山 陽子 教授

  • 専門分野農業経済学、フードシステム論、
    食品安全学
  • 所属学会日本農業経済学会、フードシステム学会、
    日本リスク研究学会、Society for Risk Analysis 他

  • 新山研究室HPはこちら

これまでの研究の概要

農場から食卓まで、フードシステムにおける経済的関係の分析枠組みを提示してきました。その中心は、価格形成や品質調整のシステムです。また、農業経営の企業形態(家族経営や企業経営の特質)と存続条件、市場の状態(とくに、農業者、食品産業、食品小売業それぞれの競争構造と相互パワーバランス)、事業者の倫理、消費者の心理的な価格判断や購買行動に着目してきました。さらに、世界的に重要な問題となった食品安全対策のためのリスクアナリシス(科学的データとリスクの程度にもとづき健康保護措置をとる仕組み)の導入、その基礎となる双方向リスクコミュニケーションモデルの開発、市民のリスク知覚の国際比較研究を進めてきました。

食マネジメント学部における今後の研究の方向性

事業者や消費者の行動は、人間の認知能力に制約され有限合理的です。行動にはゆがみが生じることがあり、ルールや慣習が認知的な負荷の縮減に重要な役割をもちます。このような認識に立つ行動経済学、制度経済学により、事業者の取引行動、人々のリスク対応・食事選択行動、また倫理的な長期相互利益考慮行動の研究を進めます。

主な研究業績

  • 『牛肉のフードシステム-欧米と日本の比較分析-』日本経済評論社、2001年
  • 『フードシステムと日本農業』放送大学教育振興会、2018年(編著)
  • 『フードシステムの未来へ』(全3冊:[1]構造と調整、[2]生産者の存続、食品安全、[3]消費者の判断と選択行動)、昭和堂、近刊