これまでの研究の概要

１．国際貿易論の理論的研究
・国際間資本移動や、移民などの国際間労働移動の国のGDPや所得分配などに与える影響や最適な政策（自由な移動か制限をかけるべきか）の分析
・国際貿易と国際環境問題の関係や政策問題、国際間資本・労働移動の下での関税や国際環境問題の分析
・日本の輸入需要関数の推計、リサイクルと国際貿易の関係、海外直接投資・海外アウトソーシングの選択、人的資本と財の質・生産性および比較優位の関係、教育政策と比較優位の関係の考察

２．平和の経済学
・人的損失評価と兵員一人当たり軍備への影響、テロを含む非対称・非正規紛争の理論分析とその予防

食マネジメント学部における今後の研究の方向性

食の国際貿易やそれに関する国際企業の活動、特に嗜好品の貿易、嗜好品のグローバル企業の展開。それに付随した各種文化、食文化の貿易および食貿易や食のグローバル企業戦略への影響の研究。

以上を元に、グローバル化による食の今後の動向予測、さらには食文化を促進あるいは守る役割を担う国の食に関する貿易政策を考察。

主な研究業績

• Recycling and International Trade Theory, Review of Development Economics 11. 2007/02
• Defense Sector, Armaments-Labor Ratio and national Security, Defence and Peace Economics17, 2006
• An international trade theory with the notion of adaptability－endogenous quality and productivity－, Ritsumeikan University Faculty of Economics Discussion paper No.14003, 2014