内定者の声

Presenter

自己分析を継続したことで、
本当にやりたいことに
気付けました。

前家 里咲さん
食マネジメント学部 食マネジメント学科 4回生
株式会社滋賀銀行 内定
就職活動のスタート

中だるみを見越し、3回生の4月に開始。

就職活動を意識し始めたのは、2回生の1月頃。一つ上の先輩方を対象にした学内の会社説明会に参加しました。本格的に就職活動を始めたのも早く、3回生の4月頃でした。長期スパンで何かに取り組むと、中だるみするタイプなので、滑り出しを早くしようと考えたのが理由です。まずは自己分析や筆記試験の勉強に取り組み、6月には夏のインターンシップに向けて業界研究に着手しました。けれど右も左もわからない状態で、インターンシップの選考結果はボロボロ。これがきっかけとなって8~10月まで3ヵ月間も中だるみの時期を過ごしてしまいました。それでも11月には再開し、7月には内定をいただくことができました。結果的に、早くに動き出していたからこそ、中だるみ時期をカバーできました。

志望業界の見直し

「地元に貢献したい」との思いが芽生え、地方銀行を志望

本選考真っ只中だった4回生の5月頃、初めて金融業界に目を向けるようになりました。就職活動をしながらも、「自分はどういう人間なのか」「社会でどのように役立ちたいか」を考えているうちに、自分が「縁の下の力持ちとして役立てた時にやりがいを覚える」と気付いたことがきっかけです。また、「食と環境」という授業を受講して、フェアトレードの仕組みが現地の農家と本当に公正な取引をしているのかについて様々な角度から考えました。この学びを通して培った「物事を多面的に見る力」は進路を考える上でも非常に役に立ったと感じています。結果として、経済基盤としての働きだけでなく、地元の食産業を支える中小企業へのサポート、地域ブランディングといった沢山の役割を果たす地方銀行に興味を持ち、「地元の人々のために働きたい」という思いが強くなっていきました。地元の経済を支える地方銀行ならその思いを実現できると考え、志望業界の変更を決意。急な変更だったのですが、本選考に入ってからも常に自己分析をしていたので、スムーズに対応することができました。就職活動は、これまでの自分を振り返り、「これからどうしたいのか」をじっくり考えることができる絶好の機会。そのことをあらためて実感しています。

就職活動を振り返って

客観的に自分を見つめ、情報の取捨選択を

就職活動を終えた今、反省点は大きく二つあります。一つは、早い段階からいろいろな人に相談すべきだったということ。一人で抱え込むと、独りよがりな就職活動になりがちなので危険です。人と話をすると、不安や悩みなどに対する捉え方の変化につながるし、他己分析の観点からもメリットがあります。友人、先輩、家族やゼミの先生など、信頼を置ける人にどんどん頼ることをおすすめします。そしてもう一つの反省点は、SNSの情報に振り回されてしまったこと。自分が優先すべきことを的確に判断できない時期がありました。就職活動は、100人いれば100通り。正解はなく、単にたくさんの内定を得ること、早く決まることがよいとは限りません。焦ることなく、情報を見極めながら取り組むことが大切だと思います。