ご寄付に支えられた立命館の事業

立命館の歴史は、学祖・西園寺公望が、1869年に私塾「立命館」を創設したことに始まります。その後、1900年に西園寺の秘書であった中川小十郎が、私立の夜間学校「京都法政学校」を開き、1913年に「私立立命館大学」と改称しました。創立から100年以上が経過し、今では2大学、4附属中学校・高等学校、1附属小学校を擁する総合学園となりました。学生・生徒・児童総数は約4万9千人となり、卒業生は学園全体で40万人を超えます。

数多くの支援者のみなさまからの支えがあったからこそ、今日の立命館があります。本学における寄付の歴史は古く、1922年の大学昇格認可の際、昇格に必要な金額のおよそ半額をご支援くださったのは、多くの校友(卒業生)でした。その後も、要所要所で多くのご支援を賜り、数々の事業を実現することができました。

ここでは、本学の寄付の歴史の一部をご紹介させていただき、皆様方のこれまでのご支援に深く感謝申し上げます。

1984年~1990年度

第3次長期計画

法学部が広小路から移り(1981年)、衣笠一拠点化が完成しました。また、社会の情報化・国際化の進展に鑑み、理工学部情報工学科(1987年)、国際関係学部(1988年)が開設されました。これを受けて学内の情報基盤や交換留学制度の整備等が進みました。

また、女子学生や留学生の姿も多く見られるようになり、キャンパスの雰囲気が大いに変わった時期でした。

1988年には、立命館中学校・高等学校が男女共学となり、これを機に深草校地へ拡充・移転しました。

衣笠キャンパスの変遷
衣笠キャンパスの変遷

事業費総額
213億円
主な事業
1987年理工学部に情報工学科を設置
1988年国際関係学部設置
立命館中学校・高等学校の男女共学化と深草学舎への移転・拡充
京都国連寄託図書館設置
寄付実績
立命館創始120年・学園創立90周年記念事業募金
(1985/4~1991/3)
44.2億円を収納

西園寺記念館
西園寺記念館

立命館中学校・高等学校
立命館中学校・高等学校