インタビュー

Q 担当科目について
A

Introduction to Global Liberal Arts I/II, Globalization and International Relations: An Introduction, Sociological Theories: Classics and Contemporary, Macrohisotry and Metahistory, Research Seminar I/II, Thesis

Q 担当科目の概要について
A

私は、Introduction to Global Liberal Arts I/IIやResearch Seminar I/IIのほかに、主な担当科目としてSociological Theories: Classics and ContemporaryとMacrohisotry and Metahistoryを教えています。 “Sociological Theories: Classics and Contemporary”では、社会学理論について、ウェーバーやデュルケームのような古典理論から、機能構造主義、批判理論、合理的選択論などを経て、ポスト構造主義、ポストモダン論、そして現代のグローバル化の諸理論など20世紀後半から今日に至る社会学理論を概観します。 “Macrohisotry and Metahistory”では、歴史学の知的前提について概論的導入を行いつつ、長期的・広域的な視点で歴史を見る歴史記述、および歴史記述の構造的変化についての歴史的分析について、主要な理論を概観し、具体的な社会的イシューを適切な歴史的文脈に位置付ける歴史記述のリテラシーを身につけます。

Q 研究内容について
A

私の研究は、歴史社会学と社会理論をベースとして、長期的・巨視的な視野での社会構造の変容のなかで、現代の社会変動を理解する概念的枠組みを構築することを目指して進められてきました。主に①特定のモノの観点から人間と環境との関係の変化に注目するアプローチ、②社会を対象化する制度化された学知と現実の社会との間の相互の構築作用に注目するアプローチの二つのアプローチを軸として、既存のディシプリンの枠を横断する研究に取り組んでいます。また特に最近では歴史(特に「世界史」)の概念を中心に二つのアプローチを再び合流させる方法論的な研究に取り組み始めています。

Q 経歴について
A

■出身大学院・出身大学他

東京大学大学院総合文化研究科

    ■職歴

・2010-2019, 立命館大学国際関係学部教授

・2007-2010, 立命館大学国際関係学部准教授

・2001-2007, 北海道大学大学院文学研究科助教授

Q 研究業績について
A

■著書

(1) 山下範久『世界システム論で読む日本』講談社(選書メチエ)、2003年 4月、260ページ

(2) 山下範久『現代帝国論:人類史の中のグローバリゼーション』日本放送 出版協会(NHKブックス)、2008年11月、268ぺージ

(3) 山下範久 『ワインで考えるグローバリゼーション』NTT出版(選書リゾ ナント)、2009年10月、272ページ

(4) 山下範久、安高啓朗、芝崎厚士(共編)『ウェストファリア史観を脱構 築する』ナカニシヤ出版、2016年7月、268ページ

(5) 山下範久 (編著)『教養としての世界史の学び方』東洋経済新報社、 2019年3月、456ページ

Q 受験生にひとこと!
A

私の狭い意味での専門である世界システム論は、国際関係論の諸問題を歴史社会学の枠組みで、歴史的かつ批判的に文脈化するものです。この世界システム論から出発して、私は自分の研究の前線を拡大させながら移動させ、いわば「(社会科学において制度化された)歴史を歴史化する」方向へと向かっています。その結果、私はますます領域横断的な研究に踏み出すことになりました。グローバル教養学部のカリキュラムの強みもまたその領域横断性にあります。このカリキュラムをどう生かすかは、皆さんがそれぞれに求める最高の知的冒険のために、この学部での学びをどう組み合わせるか、そのクリエイティビティにかかっています。私自身の領域横断的取り組みを皆さんと共有することで、特にCivilization Studiesの諸テーマに関心を持つ皆さんにとって、私の授業もお役に立つだろうと思います。

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