デュアル・ディグリー・プログラム

立命館大学とオーストラリア国立大学の卒業式での学生の写真

2つの大学で2つの学位を取得

立命館大学(RU)は、オーストラリア国立大学(ANU)と提携し、4年間の学びを通じて真に国際的な学修を提供することにより、RUから学士(グローバル教養学)、ANUから学士(アジア太平洋学)の2つの学位取得をめざすデュアル・ディグリー・プログラムを開始しました。

学生は、日本では、21世紀のグローバル市民にふさわしい主体性を身につけるためのリベラル・アーツを学びます。また、オーストラリアでは、グローバリゼーションのダイナミズムを直接体験しながら、アジア太平洋地域の研究を深めます。この2つの国の異なる大学で学ぶことで、異なる視点や広いネットワーク、そして新たなチャレンジのきっかけなどを得て、未来のキャリアの可能性をさらに広げることができます。

共同学位カリキュラム

学生は、立命館大学とANU両方の大学で、各16科目以上の学修科目を履修し、両大学が相互に単位認定を行い、両大学の卒業必要単位を修得することができます。

Ritsumeikan University, 学士(グローバル教養学): 学位取得に必要な単位数 124単位 = 64単位 (16科目以上を履修) + 60単位 (ANUの15科目90 unitsを立命館大学の60単位と認定)。The Australian National University, 学士(アジア太平洋学): 学位取得に必要な単位数 192 units = 96 units (立命館大学の16科目64単位をANUの96 unitsと認定) + 96 units (16科目以上を履修)。

このプログラムでANUの科目を受講するためには、学生は、1年間の学修に相当する32単位の立命館大学の科目登録を完了した時点で、必要な条件(イングリッシュハードルとアカデミックハードル)を満たしている必要があります。詳細は入学後の履修要件をご確認ください。

立命館大学グローバル教養学部

Bachelor of Global Liberal Arts

立命館大学のキャンパス、授業風景などの写真

知識を生かすための知を技法を学ぶ、世界に通ずるリベラル・アーツの学び

グローバル教養学部(GLA)のカリキュラムでは、「リベラル・アーツ」の名のとおり、文理に跨る様々な学問の基礎を体系的に学べます。哲学や歴史学、政治学、経済学、社会学、文化研究、国際関係論、情報工学、経営学、デザイン学、心理学、持続可能な社会などの学びを通じて、知識を社会発展や問題解決に活用するための力を徹底的に鍛えます。

全ての授業を少人数・対話型で実施

GLAのすべての授業は、教員とのコミュニケーションを重視した講義形式と、世界中から集まった学生同士のディスカッションやグループワークを主体としたチュートリアルとを組み合わせた少人数(1クラス25名以下)のアクティブ・ラーニング型で実施されます。

多様性に溢れた学修環境

グローバル教養学部の学生の多様な構成は、学生が新たな視点を探求し、世界中の仲間や研究者とのつながりを育むことを可能にしています。また、学部の19名の教員のうち10名が、日本以外の様々な国出身であり、多様なバックグラウンドを持った教員が集まっています。

学生の国籍: 60% International, 30% Japan, 10% Australia。教員の国籍: 63% International, 37% Japan。教員の性別: 53% Female, 47% Male。

オーストラリア国立大学
College of Asia and the Pacific

Bachelor of Asia Pacific Affairs

オーストラリア国立大学キャンパスでの学生の写真

21世紀におけるアジア太平洋地域とその重要性を理解する

ANUは1946年に設立されたオーストラリア唯一の国立大学です。各種ランキングにおいて、世界でも上位に格付けされており、様々な分野で活躍する学者や著名人を多く輩出しています。

ANUでは、4つの主要科目分野から様々な科目を選択して受講することができます。

History and Cultural Identity、International Relations and Security、Conflict and Peace-building、Politics and Governmentを輪のうえに表したダイアグラム

The Politics of China Indonesia: Politics, Society, and Development

Economies of Emerging Asia, Islam in Southeast Asia

(In)Stability on the Korean Peninsula, Politics of Nuclear Weapons

Leadership and Diplomacy, Environment and Development in the Pacific

高い研究力

ANUは、世界が直面する課題解決に重きを置く、研究集中型の大学です。なかでもGLAのパートナーであるCollege of Asia and the Pacificは、アジア太平洋地域研究のスペシャリストが数多く集まる、英語圏で最大規模の研究拠点であり、多彩な教育プログラムを提供しています。オーストラリア国内の公共政策において専門知見を提供するだけでなく、アジア太平洋地域の社会・文化・経済に関する知の資源として重要な役割を担っています。「アジアの世紀」ともいわれる21世紀において、様々な課題解決を担い行く次世代リーダーが必要とする知識やスキルの修得には、この上ない学びの環境といえます。

卓越した研究力と教育力、キャンパスの魅力

アジア太平洋学コーラル・ベル・スクール(通称 ベル・スクール)は、ANUのCollege of Asia and the Pacificに属しています。卓越した研究力と教育力で、世界やアジア太平洋地域の政治学、安全保障、外交、戦略立案に関する研究、教育、政策分析で世界をリードする拠点です。

オーストラリアの首都キャンベラの中心地

自然美あふれる公園のようなキャンパスは、オーストラリアの首都キャンベラの中心地にあり、オーストラリア国内や世界から集まる学者や学生を魅了しています。また、ANUでは世界の様々な国から7,400名以上の留学生が学んでいます。

Professor Toni Erskineの写真

ベル・スクール・ディレクターからのメッセージ

Coral Bell School of Asia Pacific Affairs, The Australian National University

ANU at a glance. #1 in Australia (QS2022). #9 in the world for Politics and International Studies (QS2021). #27 in the world (QS2022). QS World University Rankings

ANUによるプログラム紹介動画

以下の映像は、ANUから学修をスタートする学生に対しデュアル・ディグリー・プログラムの情報を提供するために、ANUによって制作されたものです。

ANUについてさらに詳しく知る

以下のウェブサイト(英語)をご覧いただくかbapa.bell@anu.edu.auまでお問い合わせください。