藤江隼平さん

入学年度
2014年 博士課程前期課程
研究指導教員
家光素行 教授
出身大学/大学院
立命館大学
藤江隼平さん 個人別時間割
Q1.スポーツ健康科学研究科に進学した理由について教えてください
素晴らしい研究施設、指導力のある先生方など、自分の目標を達成できる環境が整っているのが本研究科しかないと私は考えたため、スポーツ健康科学研究科に進学しました。また、自分が育った立命館大学スポーツ健康科学部の後輩たちと一緒に研究をして、自分が学んできたことを伝えていきたい、立命館大学スポーツ健康科学部の一期生として、スポーツ健康科学部や研究科を引っ張っていきたいという思いが芽生えたことも進学理由の一つです。
Q2.スポーツ健康科学研究科の教員や大学院生について印象等教えてください
先生方には学部生時代からご指導頂いていますが、学部の時とは異なり、とても厳しい研究指導・教育指導となります。しかし、それは大学院生が一人の研究者として成長することを心から願っての指導だと思います。厳しくも暖かい先生方の指導が受けられるのが本研究科の魅力です。また、先生同士の仲も良いため、研究室の垣根を越えて研究を行えることも強みだと言えます。
大学院生は、インテグレーションコア4階の院生研究室に一人ずつ机と椅子が用意されており、学内進学・外部入学関係なく、全員が同じ場所で切磋琢磨できる環境となっています。院生研究室では、時には冗談も言いながら、研究のディスカッションをしたり、研究に対するモチベーションが高まる環境になっています。
Q3.研究テーマや研究の面白さについて教えてください
私は『有酸素性運動による動脈硬化改善効果のメカニズムの解明』というテーマの研究を行っています。運動により動脈硬化が改善することは、すでに周知の事実です。しかしながら、そのメカニズムに関しては、まだ明らかではなく、メカニズムを明らかにすることができれば、運動による動脈硬化改善効果を表す血中バイオマーカーとなりうる可能性が考えられます。
実際に自分の仮説を立て、仮説通りの実験結果が出た際には、「今まで頑張って良かったー!!」と心から思います。また、それを学会発表や論文投稿という形で一つの形にした際には、自分の研究が世界に貢献できたのではないかと感じることができ、次の研究を行わなくてはいけないといった意識へと傾き、モチベーションを高く継続することができます。
Q4.大学院生活の日頃の過ごし方について教えてください(学習、研究について)
大学院生には人それぞれの生活リズムがありますが、私はほぼ毎日朝から夜まで大学で研究活動を行っています。大学に来ない日は日曜日ぐらいで、ほぼ研究ばかりの生活ですが、院生研究室での何気ない会話や大学院生同士の昼食や夕食はとてもリラックスできます。私の場合、平日は2日間しか授業がないため、ほとんどの日々を研究に専念して行うことができます。ただ、大学院での研究活動は人に強制されて行うものではないため、それぞれのペースで行うことが重要だと思います。
Q5.立命館大学大学院もしくはスポーツ健康科学研究科に関して、受験生へのおすすめを教えてください
本研究科の設備は非常に充実しており、他大学や他の研究機関にも負けず、日本有数の設備の充実さであると言えます。そのため、他の大学院では行えないような実験や測定も本研究科では行うことができます。また、大学院の講義は、学部時代の大教室で行う数百人の授業ではなく、全て少人数の講義・演習のため、先生方に意見を求められる、自ら挙手をして意見を発言する等、自分の考えを発信する授業が多いです。なので、授業で様々なトピックでたくさんディスカッションできることは自分の成長につながります。
Q6.スポーツ健康科学研究科に進学して身についた事、良かった事を教えてください
学部生のうちはそこまで意識できていなかった「物事を論理立てて考える」ということを、大学院に進学してから強く意識できるようになりました。自分にとって、まだまだ未熟な面であり、課題点ではあるので、今後多くの論文を熟読するうえで成長できればと思います。また、物事に対して批判的な目で捉える力も、研究者に必要な力であるため、進学してから意識して行えるようになったと思います。
Q7.修了後の進路、将来のビジョンについて教えてください
前期課程修了後は、後期課程に進学し、将来的には大学の教員になりたいと思っています。大学入学当初は、世界保健機関(World Health Science: WHO)で、人々の健康増進を運動で行うことが夢でしたが、実際に研究を行っていく中で「もっと自分の専門性を高めたい」という気持ちと「研究について、人に教えたい、指導したい」という気持ちが強くなり、今では大学の教員になることを夢見ています。しかしながら、長い目で見た際に、私なら二つの夢を両方とも叶えることができると信じています。
Q8.受験生へのメッセージをお願いします
本研究科では、研究に対して意欲が非常に高い大学院生が集まっています。そのため、スポーツ健康科学分野の研究に興味・関心を持っている場合には、是非立命館大学大学院スポーツ健康科学研究科に来られることをお勧め致します。ここでは、研究・教育熱心な先生方の下で、多くのことを学び、自らも発信していくことができます。本研究科にて、自分へのチャレンジをしてみてはいかがでしょうか。是非お待ちしております!