小西可奈さん

入学年度
2013年 博士課程後期課程
研究指導教員
真田樹義 教授
出身大学/大学院
京都女子大学/立命館大学大学院
小西 可奈さん 個人別時間割
Q1.スポーツ健康科学研究科に進学した理由について教えてください
大学では栄養学を専攻し、管理栄養士の資格を取得しました。その頃から、競技スポーツ選手の栄養に関して興味があり、スポーツ栄養学について専門的に学ぶために本研究科の博士課程前期課程に進学しました。博士課程前期課程での研究活動を経て、エビデンスに基づいた栄養摂取方法や栄養教育方法を現場に還元したいという思いが強くなり、より専門的に研究を進めるために博士課程後期課程に進学しました。
Q2.スポーツ健康科学研究科の教員や大学院生について印象等教えてください
先生方も大学院生の皆さんも、実験をはじめとした研究活動等をとても活発かつ熱心に行っているので、その姿を見て、自分も頑張らねばと感化されることが多々あります。それに加え、ユニークな方が多いので、研究に関わる内容はもちろん、研究活動以外の部分でもとても楽しく話すことができ、得るものも多くあります。
Q3.研究テーマや研究の面白さについて教えてください
博士課程前期課程では、高校野球選手に対する栄養教育の効果の検証を行いました。その際には、実際の競技スポーツ現場に介入しており、そこでの人とのつながりが非常に良い経験になりました。
また、博士課程後期課程での研究テーマは、「競技スポーツにおける糖質摂取の疲労低減効果─中枢性要因に着目して─」です。本実験を実施するまでには、予備実験を重ねなければならず、先が見えず苦しいことも多くありますが、最終的には学術論文としてまとめ、競技スポーツ現場にその知見を還元するということを目標に、やりがいを感じて研究活動を行っています。
Q4.大学院生活の日頃の過ごし方について教えてください(学習、研究について)
博士課程後期課程では、基本的に朝から夜まで自分の研究に関わる活動(論文抄読や実験など)をしています。その中で、研究指導を受けたり、研究室ミーティングに参加したり、所属研究室の実験の補助などを行うことがあります。また、博士課程前期課程の時から継続している、高校野球の栄養サポートを行うために月に数回程度出かけることがあります。
Q5.立命館大学大学院もしくはスポーツ健康科学研究科に関して、受験生へのおすすめを教えてください
他大学大学院の研究科と大きく異なるのは、所属研究室に関わらず、博士課程後期課程の大学院生の皆が同じ部屋にデスクを持ち、学習している点だと思います。自分の疑問や悩んでいることを先輩や同期に相談したり、他の研究分野の話を聞いたり、研究をどのように進めているのかを間近で見ることが出来ます。また、一年に二回開催される研究科内の研究報告会は、本研究科に所属する教員と大学院生全員の前で自身の研究について進捗状況を発表し、多くの質疑や助言を頂くことで、研究のブラッシュアップに繋がる良い機会になっていると思います。
Q6.スポーツ健康科学研究科に進学して身についた事、良かった事を教えてください
スポーツ健康科学分野に関わる幅広い知識や手法に触れることができる点が利点だと思います。私の場合は、専攻するスポーツ栄養学のみでなく、運動生理学やトレーニング科学などの他分野における多くの実験に関わらせて頂いています。それによって、視野が広がり、研究を発展させることができていると感じています。
Q7.修了後の進路、将来のビジョンについて教えてください
スポーツ栄養学分野を専門とした研究員や大学教員を目指しています。また、並行して、現在行っている競技現場での栄養サポートの活動も継続していきたいと考えています。
Q8.受験生へのメッセージをお願いします
受験される前に、ぜひ実際に本研究科にお越し頂き、実際の雰囲気を感じながら、先生方や大学院生と交流されることをおすすめします。本研究科で研究活動を行うイメージがクリアになるかと思います。