ニュース

2017/02/15 総合科学技術研究機構プロジェクト研究員の福谷充輝先生の研究が「ROYAL SOCIETY OPEN SCIENCE」に原著論文として掲載されました。


総合科学技術研究機構プロジェクト研究員である福谷充輝先生が、本学博士課程前期課程2回生の御前純さん、本学伊坂忠夫教授と共同で研究を実施し、その成果が「Royal Society Open Science」に原著論文として掲載されました。この論文では、反動動作によるスポーツパフォーマンスの増強 (反動効果) のメカニズムを検証しました。その結果、反動動作 (筋線維の伸長) によって弾性エネルギーがクロスブリッジおよびタイチンに蓄積し、その弾性エネルギーを利用することで反動効果が生じていることが明らかになりました。反動効果のメカニズムを正確に把握することで、より効果的に反動効果を利用することが出来る可能性があります。

 

Fukutani A, Misaki J, Isaka T. (2017). Both the elongation of attached crossbridges and residual force enhancement contribute to joint torque enhancement by the stretch-shortening cycle. Royal Society Open Science, 4: 161036

doi: 10.1098/rsos.161036.