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2017/05/18 本研究科助教・大塚光雄先生の研究が「Frontiers in Psychology」に原著論文として掲載されました.


本研究科助教・大塚光雄先生が,本校スポーツ健康科学部研究科教授・伊坂忠夫先生,助教・栗原俊之先生との共同研究の上, その研究内容がFrontiers in Psychologyに原著論文として掲載されました.この短距離走選手を対象とした研究では,警告刺激から反応刺激(いわゆる「用意」と「どん」)までの時間間隔(先行期間)がその後の全身反応時間に与える影響を明らかにしました.その結果,先行期間が長ければ全身反応時間は短く,先行期間の違いが反応時間に与える影響は最大0.039秒であることが明らかとなりました.そのため,スターターによって反応時間が短くなりやすいレースが存在するため,現在の競技ルールでは公平性を保つことができていないことが示唆された.

 

Otsuka M., Kurihara T., Isaka T. (2017) Timing of gun fire influences sprinters’ multiple joint reaction times of whole body in block start. Frontiers in Psychology. 8(81).


http://journal.frontiersin.org/article/10.3389/fpsyg.2017.00810/full