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英国ラフバラ大学教授Jonathan Folland先生の集中講義・特別セミナー


2019年727日〜31日、英国ラフバラ大学スポーツ運動健康科学部教授のJonathan Folland先生による集中講義(先端スポーツ健康科学特論Ⅱ:Neuromuscular Performance)が実施されました。

Folland先生は、身体運動パフォーマンスや筋・腱の障害について研究を進めておられ、特に、レジスタンストレーニングやランニングに関連した研究で多くの成果を挙げており、スポーツ医科学領域において著名な学術誌の一つであるMedicine & Science in Sports & ExerciseAssociate Editorを務めるなど、当領域の第一線でご活躍されています。今回の集中講義では、筋収縮や疲労のメカニズム、筋力・パワーや有酸素性能力の規定因子やトレーニングによる変化などについて、基礎知識から最新の知見を含んだ内容でご講義頂きました。 

また、この機会に、スポーツ健康科学部・研究科の10周年記念企画として、Folland先生の特別セミナー(Muscle and tendon anatomy in relation to performance, injury risk & training)が729日に開催されました。100m走のエリート選手(9秒後半-10秒前半)とサブエリート選手(10秒半ば-後半)の筋分布の違いや、世界トップレベルの自転車選手における下肢筋量とパワーの関係、さらにはワールド・ストロンゲストマンの筋力・筋量・腱の特性など、スポーツ科学研究および競技で世界的に有名なラフバラ大学、そしてFolland先生だからこそ取得できる希少なデータについて、最新の知見をご発表頂きました。セミナーには学部生・大学院生および教員が多く参加され、活発な意見交換がなされました。 

授業やセミナー外においても、今後の共同研究や教員・学生の人的交流、国際学会での共同シンポジウムの開催など、将来の発展についても話し合うことができ、教員・学生にとって非常に有意義な時間となりました。

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