立命館大学大学院 スポーツ健康科学研究所 特設サイト

Professors 教員紹介

競技力向上や
健康増進のための
有効な運動・栄養処方の開発

HASHIMOTO Takeshi

研究分野

運動生理・生化学

研究のキーワード
研究分野
研究テーマ

競技力向上や健康増進に有効な運動・栄養処方の開発に向け、細胞からヒトまでを往還して統合的に研究しています。日常生活における生体反応や健康に対する疑問点や関心に対し、細胞が営む生命活動、タンパク質の振る舞いに着目して、その機序(メカニズム)の解明を目指しています。また、そうした機序をベースに、効果的な運動・栄養処方を開発して、生体へ応用することで競技力向上や健康増進に貢献しうる研究を推進しています。

研究テーマ
研究テーマ
研究テーマ
研究の面白さや魅力

「Exercise is a real polypill(運動は真の万能薬)」の理解は、運動誘発性のさまざまな生理活性物質が、体内の各臓器を好適に刺激し、組織間の機能的な連関を担っている、と考えるところから始まります。
私の研究は、これまで疲労・毒性物質とまで考えられてきた「乳酸(Lactate)」が、運動時に骨格筋が発する「良質の」生理活性物質として生体に作用することを示唆するものです。これまでの常識を覆すコペルニクス的転回につながる点が研究の魅力です。

研究の展望

競技力向上や健康増進のための有効な運動・栄養処方を社会実装していきたいです。特に「健康」は、厚労省調べによると本国の幸福の条件の最上位にあり、そのために国民は「運動・栄養・休養」を心がけているとされています。科学的根拠に基づいた確かな方法で、「健幸」な社会に貢献したいと思っています。

研究・教育のモットー

自身の興味あること、それは生命現象の神秘性や不思議全般ですが、その探求に失敗を恐れずチャレンジすることです。うまくいかないことも多いですが、次への活力にして、未知なる道を、好奇心を頼りに歩みたいと思っています。大事にしていることは、「あっ、面白そう」という感覚的なものです。そうした想いを具現化していく楽しさを、学生たちにも伝えられたらと思います。

研究科希望者へ
メッセージ

皆さんが、その多様な興味・関心に対して、多様なアプローチで取り組み、挑戦し、新規の成果を上げるための基盤を準備します。細胞からヒトまでを対象に、統合的にスポーツ健康科学を研究していることに加え、他領域とも積極的に連携して、独創的な研究を推進していきます。ぜひ、ともに成長し、新しい発見をしていきましょう!