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03.03

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2021

経済学部 細谷准教授が2020年「政治経済学・経済史学会賞」を受賞されました

20201024日にオンラインで開催された政治経済学・経済史学会総会で、細谷亨准教授の『日本帝国の膨張・崩壊と満蒙開拓団』(有志舎、2019年)が、第15回(2020年)政治経済学・経済史学会賞を受賞しました。


 本書は、昭和戦前~戦中に日本農村から中国東北地方(旧満州)に送り出された満蒙開拓団を、経済史の手法を用いて研究したものです。満蒙開拓団と「中国残留孤児」については、一般的には、山崎豊子氏の小説『大地の子』でよく知られていますが、学術的な面では、地域からの送り出し、村・共同体や家族との関係、満州での農業経営や他民族との関係、中国側の認識、引揚げ後の生活再建など、その実態については未だよくわかっていないのが実情でした。本書は、上記のような未解明の領域に対して、日中双方の膨大な史料に基づき詳細な分析を行ったもので、今回の受賞はそうした成果が高く評価されたことによるものです。

政治経済学・経済史学会 学会賞

https://seikeishi.com/award/work-list/

細谷先生授賞

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