教員紹介

Masato NODA

野田 正人

野田 正人
所属領域
対人援助学領域(博士前期担当)
職位
教授
専門
社会福祉学(司法福祉論・児童福祉論・学校福祉論)、教育臨床、心理臨床
主な担当科目
ソーシャルワーク研究、インターンシップ、対人援助学演習、対人援助学研究法
おすすめの書籍
司法福祉日本司法福祉学会編 生活書院2017年 施設における子どもの非行臨床野田正人(編著) 明石書店2014年

現在の研究テーマ(または専門分野)について教えてください。

昭和の時代は、元非行少年、その後家庭裁判所調査官として、非行にどっぷりつかっていました。平成と同時に大学教員となり、2000年から立命館大学に。1995年から始まったスクールカウンセラー、2005年から始まったスクールソーシャルワーカーと、何故か一番嫌いだったはずの学校の応援をすることになり、近畿各地でこれらのスーパーバイザーを行うことに。また児童相談所、児童自立支援施設(昔の教護院)、市町村の子育て支援などのコンサルテーションも行っており、研究より臨床が忙しい毎日です。 ということで、非行、児童虐待に加えて、いじめ、校内暴力、中退などの学校のかかえる課題などへの支援全般を専門としています。その支援も、特に心理から発達、家族、施設、社会システムと法制度などを総合的に検討しています。

中でもライフワークとして、非行とその背景に潜む虐待ということになりそうで、それらにどのような支援システムとスキルで対応するかを考え続けています。

研究の社会的意義について、教えてください。

虐待が減少すれば、それが大きく影響するPTSDや種々の問題行動、対人トラブルなどが減少し、安全で安心な社会ができると信じています。そのためにも、殴られて泣いている子を前に虐待かどうか分からないから介入できないとコメントしたり、保護者が反対するから保護できないとコメントしたりするような情けない支援職には成らぬようお願いしたい。要は、しっかりしたアセスメントと協同・連携に基づいたソーシャルワークができるよう、知識と技術、そして何より子ども支援への情熱をもった対人援助職を生み出すことができるかが問われることになり、それが可能であることが一番の社会的意義だろうと考えています。

この研究科でめざしたいこと、院生へメッセージをお願いします。

前問で回答した通り、人を援助するには、そのための熱意と知恵と技術が必要になります。その意味で、熱い教員が多くいる……多すぎる気もするが、そのような環境で、よく学び、よく交流したいと思います。

特に、人は心だけで動くのでは無く、同じ人格でも寝不足や空腹なら、怒りっぽくなる。そこでは心理療法以前に、ご飯を食べさせることが大切にもなる。そのような総合的な支援を考えるのがソーシャルワークの原点であり、私自身は社会福祉士でもあり、臨床心理士や学校心理士でもあり、法律もかじった立場から皆さんと議論を続けたいと思っています。

経歴・業績について