教員紹介

Shinji TANI

谷 晋二

谷 晋二
所属領域
対人援助学領域(博士前期・後期担当)
職位
教授
専門
応用行動分析学、関係フレーム理論、アクセプタンス&コミットメント・セラピー、障害のある子どもとその家族への包括的支援
主な担当科目
対人援助学演習、人間科学プロジェクト演習
おすすめの書籍
はじめはみんな話せない谷晋二 金剛出版2012年 Mastering the Clinical ConversationGuilford Pubn 2015年

現在の研究テーマ(または専門分野)について教えてください。

学生時代から、人間の言葉の獲得について興味を持ち、応用行動分析学の立場から言語行動について研究して来ました。障害のある子どもたちの言葉の指導と保護者の方への支援を中心に研究をして来ました。言語行動の獲得についての実践的な研究で学位を取得した後、関係フレーム理論とその応用であるアクセプタンス&コミットメント・セラピー(ACT)の研究を始め、障害のある子どもとその家族の支援に応用する研究を行なっています。現在は、ACTを用いた自閉症スペクトラム症の人の支援プログラムを開発する研究と、関係フレーム理論から自己概念を検討する研究を行なっています。今後も、基礎的な理論、実験データと実践とを連関させる研究をして行きたいと考えています。

研究の社会的意義について、教えてください。

言語行動は、人間のすべての営みに関与しています。他者とコミュニケーションをするという点だけでなく、文化や社会も言語行動なしには成立しないでしょう。言語行動は我々の行動にどのような影響を与えているのでしょうか。言語行動はどのように人間に形成されていくのでしょうか。それらを研究することは、個人の自己決定と社会のあり方に大きな影響を与えることができる知見を得ることに繋がっていくと考えています。 私の専門としている応用行動分析学は、行動分析の知識と理論を社会的に重要な問題の解決に応用する研究です。健康や安全、子育て、教育、そして経済などの様々な分野の課題に、応用行動分析学は貢献して来ました。行動分析学からの言語行動の研究(RFT)は、これまでの応用行動分析学の成果をさらに発展させることができると考えています。

現在の専門分野を志した理由・きっかけを教えてください。

院生の皆さんと、お互いが刺激しあって、新しい取り組みに常に挑戦して行きたいと思います。新しい挑戦や冒険に、尻込みをすることの多くなる年代に私は、入っています。若いみなさんのエネルギーを借りて、新しい取り組みを続けて行きたいと思います。

院生の皆さんには、学問の楽しさを味わってもらいたいと思います。柔軟な思考と広い視野を持てるようになることを期待します。そして、それと同時に専門的な知識と技術、精密な研究が行えるようになって欲しいと思います。

著書等

  • はじめはみんな話せない (金剛出、2012年)

  • はじめての応用行動分析 (二瓶社、2004年)

  • やさしいみんなのペアレント・トレーニング入門 (金剛出版、2014年)

論文

経歴・業績について