研究科長挨拶

グローバル・シチズンシップを育む
Fostering Global Citizenship

20世紀前半、2度の世界大戦を含む深刻な地球規模の大惨事を経験した人々は、国際社会に平和をもたらすべく国際関係の学問的探求を開始しました。その後21世紀の今日に至るまでの間に、世界は、脱植民地化、東西冷戦、情報通信技術の革新と経済のグローバル化などの人類史的変容を経験し、国際社会の抱える課題も、国際関係学が解き明かすべき問題も多様化していきました。それと同時に世界各地にはなお数多くの紛争と対立が存在し、平和の追求という国際関係学が当初掲げた課題もなお未解決のまま残されています。

今日の国際関係学は、政治、経済、法律、歴史、社会、文化など様々な学問分野を動員した多専門的で学際的なアプローチを手法を用いて、こうした複雑で多様で困難な課題に対応することを目指しています。立命館大学国際関係研究科もまた、1992年の創立以来、様々な専門分野にまたがる研究者を動員し、国際関係学の最先端の知識を追求するとともに、世界各地から多くの学生を受け入れ、国際関係の中に存在する様々な問題についての専門的知識を有する人材の養成に努めてきました。みなさんが、幅広い専門知識を有する教授陣と多様な問題関心を有する大学院生に取り囲まれてより良い国際社会の構築を目指す知的な営みに参加することを心より歓迎いたします。

立命館大学国際関係研究科長 益田 実

立命館大学大学院
国際関係研究科長
益田 実