修了生の声

2018

民間

学生時代に得た思考力で、企業法務にアプローチ

2016年修了

パナソニック株式会社 勤務

現在は海外子会社の管理体制の整備や取締役会の企画運営など、法律に軸足を置きながら企業を支える「コーポレートガバナンス」と言われる領域と、それらを社会に向けて発信する仕事をしています。立命館大学では、法学部と法学研究科を通じて民法の勉強・研究をしていました。なかでも、大学院の指導教官でもある臼井豊先生には学部生の頃より4年間ご指導を頂きました。先生は、「法律の論理を重要視することはもちろん大切だけれども、今世の中にある現象を、ちゃんと仕組みとして整理して、伝えようとする姿勢も大切」と常に仰られていて、それは今でも私の考え方の基礎になっています。私の今の仕事に重要なスキルは、会社法という法律を基礎としながら、会社の「今の仕組み」を把握し、より良くする試行錯誤をすること、またそれを実現することです。「法律」という仕組みが許す範囲で、「今の仕組み」を「どう整理し、どう改善ができるのか?」学生時代に得たそうした思考力や基礎体力は、私の大切な財産です。

[受験生の皆さんへ]

既存のルールや仕組みに疑問を感じるなら、ぜひ法学を勉強して頂きたいと思います。「なぜそのルールが存在するのか?」「それは本当に正しいのか?」それらを学問として体系立てて学び、専門性や思考力を得ることができる、それができるのが法学部・法学研究科の魅力、面白さだと思います!

取材:2018年

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