修了生の声

2018

公務員

答えなき行政課題を解決するために必要なのが論拠を導き出す力

2004年修了

横浜市役所

卒業後の進路に行政をめざしたのは、サークル活動の中で環境問題やまちづくりに取り組み、地域社会に貢献できる仕事に魅力を感じたことがきっかけ。住民との対話を重ねる中で、地域にはさまざまな課題があることを知り、法学研究科で学んだ自分の強みを地域社会で活用したいという思いが強くなりました。しかし、行政職員として実際に携わってみると、現場では必ずしもたったひとつの正解があるとは限らないことも知りました。法律の厳格な運用だけでは解決せず、柔軟な発想や考え方が求められる場面も決して少なくありません。そんな答えなき課題を解決するため、政策立案や制度の構築を行う際に必ず必要となるのが「論拠」です。法学研究科では自らの専門性を高めるとともに事例・課題を分析し、現実的な解決策を論拠を持って導き出す力を得ることができます。今後も法学部で手に入れた力を武器に行政実務にあたり、少しでも暮らしやすい地域を創っていきたいと思います。

取材:2018年

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