ニュース

第49回構造有機化学若手の会夏の学校でD2笹野さん・D2中村さんがポスター賞を受賞

201783日(木)〜5日(土)浜名湖ロイヤルホテル(浜松市)で行われました

49回構造有機化学若手の会夏の学校(幹事:名古屋大学忍久保研、共催:日本化学、

協賛:基礎有機化学会、名古屋大学リーディングプログラムグリーン物質変換)において

D2の笹野力史さん・中村一登さん(超分子創製化学研究室 指導教員:前田大光教授)が

ポスター賞を受賞されました。構造有機化学若手の会夏の学校は、構造有機化学の

研究に携わる学生と若手研究者を中心に研究成果の発表・議論を通して

交流し互いに切磋琢磨するとともに、親睦を深めることを目的として

毎年開催されているものです。

 来年度は、超分子創製化学研究室が幹事となり、開催を予定しております。

 

笹野力史さん

発表タイトル:『イオンペア集合体を形成するπ電子系アニオンの創製』

 

私はπ電子系アニオンの合成と集合化をめざし研究を行っています。π電子系アニオンは一般に不安定な化学種ですが、広いπ電子系に負電荷を分散させることで安定なアニオンを得ることに成功し、立体的なカチオンや平面状のπ電子系カチオンとの規則配列の形成を達成しました。

 今回、光栄にも講師の先生からのポスター発表賞をいただくことができました。安定なアニオンを得るまでには時間がかかったのですが、その過程における結果も評価していただいたことをたいへん嬉しく思います。受賞に際し、ご指導いただいている前田先生をはじめ、アドバイスなどいただいている研究室のメンバーに感謝いたします。今後も、よりいっそう研究に邁進していくとともに、発表の場などにおいてより多くの人に自身の研究をわかりやすく伝える努力を惜しまず続けていこうと思います。

 

中村一登さん

発表タイトル:『ピロール誘導体の液晶性集合体を基盤とした機能物性の発現』

 

π電子系の形状的特徴は、その有機分子集合体が発現する機能性に大きく影響します。本研究では、コンフォメーションの変化による対称性の変調が可能なビピロール骨格を基盤として、分極のON/OFFを利用した、新規電場応答性液晶の形成に成功しました。今回、指導教官である前田大光教授との徹底的な議論を基盤として、異なる分野を専門とする複数の研究グループと共同研究を実施することで、このような新規機能物性の発現を達成しました。受賞に際し、日々、ご指導いただいております前田大光教授をはじめお世話になった方々に、心より感謝申し上げます。今後もご評価いただける様、愚直に化学と向き合い、研究に励みたいと思います。

 また、次年度の第50回構造有機化学若手の会 夏の学校では、中村が代表幹事を務め、前田研究室のメンバー一同で運営してまいります。参加者の皆様に楽しんでいただき、研究の活力となるような会を目標として、誠心誠意、努めてまいります。

 

左:中村さん  右:笹野さん

 

受賞おめでとうございます!!