東島 誠教授

日本史学専修

東島 誠 教授 研究者学術情報データベース
  • 専門領域

    14世紀、16世紀、19世紀は、日本社会が「変わる」可能性を持っていた時代です。「江湖」は、この3つの時代にのみ歴史に大きく浮上した言葉です。このように、日本中世史を出発点としながらも、古代から現代まで縦横に論じることが、私の研究の特色です。人と人とのつながりをテーマに、政治学・社会学・哲学の垣根を越えて研究しています。

  • 著書・論文

    『公共圏の歴史的創造─江湖の思想へ』(東京大学出版会)
    『選書日本中世史2 自由にしてケシカラン人々の世紀』(講談社選書メチエ)
    『〈つながり〉の精神史』(講談社現代新書)
    『日本の起源』(與那覇潤との共著、太田出版) 等

  • 最近の研究テーマ

    中~近世における〈排除〉と〈包摂〉の問題。より具体的には、都市におけるスラム・クリアランス、救いの手を差し伸べる範囲を決める〈線引き〉の論理、またそこで判断を迫られる〈現場人〉の思考、が目下のテーマです。近代史では、ひきつづき内村鑑三の無教会思想の研究を進めています。

  • 指導した大学院生の修士・博士論文

  • 所属学会/受賞歴等

    歴史学研究会、史学会、政治思想学会、東京歴史科学研究会

  • 専門領域での推薦学術書

    『石母田正著作集』(岩波書店)
    『網野善彦著作集』(岩波書店)
    『黒田俊雄著作集』(法蔵館)
    『丸山眞男集』(岩波書店)
    三浦圭一『日本中世賤民史の研究』(部落問題研究所)
    酒井紀美『日本中世の在地社会』(吉川弘文館)
    赤江達也『「紙上の教会」と日本近代─無教会キリスト教の歴史社会学』(岩波書店)

  • 大学院志望者へ一言

    専門分野の研究技法を身につけることはもちろん必要です。それだけでも相当大変です。しかし一方、専門分野に閉じていては決して開けてこない問題意識、着想力というものがあります。これは、しばしば誤解されているように、ただ隣接諸学を応用するだとか、そういうことを意味するのではありません。一つの史料を読むにしても、どこまで想像力を拡げて考えることができるか、そういう経験を皆さんと共有していくことができれば幸いです。