宇野木 洋教授

現代東アジア言語・文化学専修

宇野木 洋 教授 研究者学術情報データベース
  • 専門領域

    中国の現代文学が広義の専門領域ですが、特に、同時代中国(中華人民共和国建国以降)の文学事象・文化批評を中心的な研究対象としています。文学者たちの思想・理論的営為が、中国という「政治」的磁場において、時には翻弄されながらもダイナミックに文学テキストを創出し続けている状況を、通時的・共時的に考察しています。最近の論文で言及した文学者・知識人には、莫言・王安憶・郭敬明や劉再復・劉暁波・汪暉がいます。

  • 著書・論文

    『克服・拮抗・模索――文革後中国の文学理論領域』(世界思想社)
    『中国二〇世紀文学を学ぶ人のために』(共編 世界思想社)
    『新中国の60年』(共著 創土社)など

  • 最近の研究テーマ

    「ポスト文革」期における問題群の研究から、「文革」に到る時期の文学状況の研究へと重点が移りつつあります。毛沢東「文芸講話」の評価の変遷が鍵の一つになりそうです。

  • 指導した大学院生の修士・博士論文

    「1980年代中国の『文化熱(文化ブーム)』に関する批判的考察」、「『解厳』前後の台湾における眷村出身作家たちの叙述戦略」、「魯迅『狂人日記』のテキスト分析」など。

  • 所属学会/受賞歴等

    現代中国学会(理事)、日本中国学会、中国社会文化学会、中国文芸研究会(運営委員)

  • 専門領域での推薦学術書

    丸山昇『文化大革命に到る道――思想政策と知識人群像』(岩波書店)
    竹内好『現代中国論』(勁草書房)
    汪暉(村田・砂山他訳)『思想空間としての現代中国』(岩波書店)など

  • 大学院志望者へ一言

    現代東アジア言語・文化学専修は、その現在的必要性に基づいて新しく誕生した専修です。同時代の中国(台湾・香港も含む)と朝鮮半島における言語・文化・歴史をめぐる問題群を未来志向で研究していきます。今現在の中国文学・文化が直面し格闘している課題を、新専修で一緒に探求してみませんか。