矢野 健一教授

考古学・文化遺産専修

矢野 健一 教授 研究者学術情報データベース
  • 専門領域

    考古学を専門に研究を行っています。とくに縄文時代の社会の特質を明らかにすることを目的にして、縄文土器の変遷や縄文時代の集落(住居、墓、食料貯蔵施設)を中心に研究しています。縄文土器の地域色は時代とともに変化しますが、そのような変化は集落の変化と関係しています。両者の変化を総合させて、縄文社会の変化やその特質を追求しています。その変化が文明社会の基礎となった農耕社会に継続していく様相を説明するのが課題です。

  • 著書・論文

    『縄文時代の考古学』全12巻(同成社、共編著)
    『縄文文化の一万年』(集英社、共著)
    『先史時代の北白川』(京都大学博物館、共著)等

  • 最近の研究テーマ

    土器に含まれる砂粒に注目した土器製作技術の変化を学生・院生と共同で研究する一方、ロボット工学の専門家と共同で水中ロボットを利用した琵琶湖底遺跡の調査を進めています。

  • 指導した大学院生の修士・博士論文

    「弥生文化成立期における韓半島と西日本との地域間関係」「土器編年研究から見た縄文時代草創期における地域性の変化とその評価」「稲作農耕社会への移行期における石器の変化」等

  • 所属学会/受賞歴等

    世界考古学会議、日本考古学協会、日本文化財科学会、考古学研究会、関西縄文文化研究会等

  • 専門領域での推薦学術書

    『縄文土器総覧』(アム・プロモーション)
    『環境考古学への招待―発掘からわかる食・トイレ・戦争』(松井章著、岩波新書)
    『Great Excavations』(John Schofield編、Oxbow Books)等

  • 大学院志望者へ一言

    考古学の研究室には、韓国、中国、欧米からの訪問者が多く、外国の情報も得られます。私たちは長野県の縄文遺跡出土資料の研究も継続しており、環境考古学を含めた東西日本を広く対象とする縄文研究を行っています。指導する院生には、修士論文以外に、学会発表や雑誌投稿の機会を増やすよう、助言しています。