佐藤 満

佐藤 満 教授

佐藤 満教授

専門分野

政治過程論

プロフィール
1954年東大阪市で生まれた。2歳のころより京都に住んでいるので、本人の意識は京都人。幼稚園から高校までずっと京都市立で、大学も京都なので、京都を偏愛しているところがある。僕の出身高校は今から思うと軟派の不良ばかり集まった最高の学校だった。高校1年の時の芥川賞受賞作が『赤頭巾ちゃん気をつけて』で、作者の庄司薫という人が丸山ゼミにいたとかいなかったとかで政治学のエッセンスみたいなことを書いていて興味を持った。政治学は大人の学問だ、というのが気に入ったのかもしれない。
趣味はいろいろ。読書(歴史、特に戦史)や音楽鑑賞(ジャズやクラシック)、機械いじり(無線をやってた)もだが、ダンス、テニス、玉突なんかも好き。でも、全然最近は趣味の生活ができていない。妻とはダンスとテニスが共通の趣味だが、彼女も子育てに奔走していて、最近遊べていない。まあ、子どもがある程度育ったら2シーターを買って、子ども抜きであちこち行って二人で遊びまくってやろうと思っている。
研究・教育
学部のゼミナールの時に読んだのが Lowi の "The End of Liberalism" だった。大学院に進んでから、この本の翻訳作業に参画した。研究の出発点の時期にすごい本に巡り会ったおかげで、以降、ずっと政策形成過程研究に取り組むことになった。
政治過程論が「国家論のルネッサンス」の中で政治学の王道に戻る過程に理論的に関われたことは研究者としての喜びである。
メッセージ
立命館大学に来て政策科学部を設立する仕事に関わった時に思ったのは、経済学の人たちが構想する政策系学部にするのでは面白くないということだった。この学部が国内の政策系学部の中で特徴として誇れるのは、組織論と政治過程論を理論的中核に据えたところだと思う。多元的価値観を前提にしている自由主義社会で政策を作るということは、政策の理論的整合性は当然のこととしながらも、「神々の争い」の中で、自らの掲げる政策を実現するための政治的努力も当然求められるということだ。Vison の正しさ、説得性はもちろんのことながら、これを実現するための気概こそが政策マンとして求められる不可欠の資質なのだ。政策科学部の二つのVとして、 vision だけでなく、virtù も求めているのはそういう認識が根底にあるからだ。コア科目たる小集団講義はそのvirtù(根性)を鍛える場所でもある。学生諸君には、気概を持って闘って欲しい。
キーワード
政治過程論、政策、政策形成過程