目指す教員像 ‐TEACHERS IMAGES‐

ニュース
トピックス

‐NEWS / TOPICS‐

TOPIC

NITS CAFEを開催しました

 20171217日(日)に、「nits café」を、朱雀キャンパスにて開催しました。nits café」とは、独立行政法人教職員支援機構による「教職大学院と教育委員会の連携・協働支援事業」であり、教職大学院、教育委員会などの専門の教育関係者と、一般の現職教員、学校、地域、民間企業等が、教員のキャリアデザインについて、語り合う場をつくることを支援することを目的とする事業です。本研究科の申請が採択されて実施することとなりました。

 当日は、「教員のキャリア形成に何が必要なのか—現場からの提言—」をテーマとするパネルディスカッションを開催しました。パネリストとしてお招きしたのは、つぎの4人の先生です。

  

  京都市立高倉小学校       岸田蘭子 校長

  京都府宇治市立北宇治中学校  松元伸祥 校長

   大阪府摂津市立第二中学校   筒井 豊 校長

    滋賀県立八日市南高等学校   中尾俊一 校長

 

 中央教育審議会答申等において、「学び続ける教師像」が提起されて以降、現職教員の研修の在り方をめぐって様々に議論されるようになっています。教育公務員特例法の改正において、現在では、都道府県や政令指定都市単位で、大学等と連携しながら「教員の資質の向上に関して必要な事項についての協議を行うための協議会」を設置し、協議会での議論を通して、「教員としての資質に関する指標」を作成し、その指標に基づいて「教員研修計画」を定めることになっているのは周知のことでしょう。

 その一方で、学校の置かれた状況は多様であり、教員のキャリアデザインや資質能力を検討するには、学校種による差異にも目を配りながら、同時に、府県を越えて情報を共有していく必要もあります。そこで、自治体や学校種を異にする学校長が、教員のキャリア形成をどのように考え、そのようなキャリア形成を行うためには何が必要と考えているのか、多様な学校現場の実態を踏まえながら、様々な角度からご提案いただき、参加者と議論を深めたいと考えました。

 4人の先生からは、これまでのご経験、各学校や教育委員会での研修の取り組み等を踏まえながら、大変、有意義なご提案をいただきました。

 また、パネルディスカッションの後には、パネリストと60人を越える参加者による少人数でのグループディスカッションを行いました。教職大学院生、講師、現職教員(公立学校教員、私立学校教員)、大学教員が一堂に会し、教員のキャリアデザインについて熱く語り合いました。

 ご多用の中、独立行政法人教職員支援機構から研修事業課の内場裕子課長にもご臨席賜り、盛会のうちに会を閉じることができました。