科目配置・カリキュラムツリー
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科目配置・カリキュラムツリー

領域ごとに最適化したカリキュラム

社会学を専門的に学ぶための素養から、研究領域ごとに必要とされる知識や技能まで、系統的かつ網羅的に習得できるカリキュラムを用意しています。研究指導科目では、主指導教員が院生ごとに指導を行います。

カリキュラム 博士課程前期課程(修士)

基幹科目

基幹科目は、社会学研究科で研究を行うための基盤を形成するためのものです。前期課程では、共通基幹科目から2単位、研究領域基幹科目から4単位、研究領域共通基幹科目から2単位以上、計8単位以上履修するものとします。

共通基幹科目

「社会学研究法I(スタンダード)」と「社会学研究法II(アドバンスト)」があり、前期課程ではいずれかを選択して履修します。「社会学研究法I(スタンダード)」は、研究方法の基本を習得することを目的とし、前期課程院生を対象としますが、研究法を学び直したい後期課程院生にも適しています。「社会学研究法II(アドバンスト)」は、研究計画の精緻化を目指すもので、後期課程院生を対象としますが、研究法の基本を習得している前期課程院生の履修も可能です。

研究領域基幹科目

領域ごとに「現代社会研究」、「社会福祉研究」、「スポーツ社会研究」、「メディア・コミュニケーション研究」を開講し、各クラスを複数の教員が担当して(複数指導体制)、論文の書き方や基本的な研究手法、基本文献の購読など、研究領域において一定の汎用性がある事柄を扱います。
前期課程第1、2セメスターでは必修で、この間、担当教員は受講者の副指導教員を兼ねます。また、院生間の縦横のつながりをつくり、学び合い・相互交流を促進する合同ゼミとして機能するように、第3、4セメスターでの重複受講あるいは参加を強く推奨しています。
第1セメスターでは所属領域の研究領域基幹科目が履修指定となりますが、学際的な学びの機会を担保するため、第2セメスター以降は、他の研究領域基幹科目の履修もしくは参加が可能です。さらに、後期課程院生にも研究の根幹を振り返り、院生間の相互交流の機会を得るために、研究領域基幹科目の履修を推奨しています。

研究領域共通基幹科目

社会学およびその隣接領域での研究を行うための基礎理論や研究方法について学ぶもので、前期課程では院生の研究テーマや教育ニーズに基づいて2単位以上を履修します。

応用科目

応用科目は、専門的な知識・技能を獲得し発展させるためのものです。前期課程では所属研究領域もしくは関連研究領域の専門科目を4単位以上、また、実習系科目、プロジェクト系科目、履修交流系科目等から各自のニーズや関心に応じて科目を選択し、計8単位以上を履修します。

各研究領域の専門科目

各領域での専門性を体系的に習得するためのもので、院生の研究テーマ等に応じて、所属研究領域もしくは関連研究領域から4単位以上を履修します。

実習系科目

実習系科目として、本学とインターンシップ協定を締結している機関・団体等で実習を行う「コーオプ演習」の教育プログラムを開設しています。

応用社会学実習A(インターンシップ型)

インターンシップ協定を締結している機関・団体等で実習を行う<コーオプ演習>

プロジェクト系科目

「国際プロジェクト」や「研究プロジェクト」、「キャリア形成プロジェクト」の3つのプロジェクト系科目を開設しています。

研究プロジェクト

社会学研究科の複数の専任教員と院生が、共同研究を進めるプロジェクト。各プロジェクトでは、院生も主体的に関わり、年度ごとの成果の蓄積を目指します。

キャリア形成プロジェクト

社会において、研究や事業などの企画・実施・運営に求められるスキルを習得し、高度専門職としての キャリア形成を目的としたプロジェクト。実習系科目との組み合わせやアクティブラーニングなどを用いて、社会学的な知見の、実践への応用力を身につけます。

国際プロジェクト

2008年度に文部科学省の「大学院教育改革支援プログラム(大学院GP)」に採択されたプログラムを、継続・発展させて実施しています。

[留学生メンター制度]
留学生の受講生一人に1名のメンターがつき、調査内容のサマリーの添削や調査設問の英語化支援、発表論文の英語表現チェック、意見交換などのサポートを行っています。

[IPAC](International Postgraduate and Academic Conference)
毎年、日本もしくは韓国で開催されているIPAC。受講生は、日韓国際比較調査のデータを分析し、その結果を英語で報告しています。

国際関連科目

国際関連科目は、外国語でのコミュニケーションやリサーチのスキル向上や外国語文献の講読を通して、グローバルな視点を持って国際化に資する能力の向上をめざすものです。ただし、「日本社会研究」は、日本で教育を受けた経験が少ない留学生らを主な対象とし、日本で研究を行うための基本スキル習得や日本語でのレポート・論文執筆を支援するものとしています。前期課程では外国語発信型科目、外国語論文講読科目、国際社会研究科目より2単位以上を選択するものとしています。後期課程では国内外の文献のレビューを行う能力を伸ばすために、特に「社会人入試」で入学した院生には、国際関連科目を2単位以上履修することを推奨しています。

研究指導科目

研究指導科目では、主指導教員が院生ごとに研究指導計画書を作成し、それに基づいて、院生が自ら研究計画をたてて遂行し、前期課程院生は修士論文、後期課程院生は博士学位請求論文およびその主題に関する論文を完成できるように指導を行います。