私立大学で有数の規模を誇る本研究科では、充実した研究環境と数多くの最先端の実験設備を取り揃えており、各研究室では、世界に通用する確固たる独自の研究成果を発信するため、多くの大学院生が日夜研究に取り組んでいます。ここでは、理工学研究科の大学院生の研究を皆さんにご紹介します。

  • 大学院生の研究 4人目 (MATSUSAKA Kento)

    機械システム専攻

    理工学研究科 機械システム専攻 博士課程後期課程 1回生
    運動知能研究室所属

立命館の大学院を選んだ理由は?

立命館の大学を選んだ理由として指導教員・研究環境・奨学金の三つが挙げられます。

立命館大学には非常に良い教授が多数おられます。その中でもロボティクス学科には実力のある教授が多数在籍されており、私の指導教員はロボット業界で令名を馳せておられます。やはり、研究を行っていくうえで一番大事なのは、指導教員であると考えています。実力のある指導教員の元で多くを学び、また、そこに集まってくる優秀な学生と交流することで己を磨けると確信しています。

研究環境に関して言えば、設備や研究費などの観点から非常に恵まれていると感じます。指導教員が国から研究費を取ってくる他に、大学からの理系研究費は比較的多いものです。研究環境が充実しているのとそうでないのでは、研究スピードが遅くなることやアイデアがあっても実行する力が乏しくなると言えます。

奨学金に関して言えば、国の奨学金はもちろん立命館大学独自のものが多数あり、やる気と実力さえあれば学費を払うためにバイト三昧ということはなくなります。さらに博士課程後期課程に関して言えば、学費自体が国公立並であるため非常に助かっています。これらの奨学金をうまく利用することで研究に集中することができます。

以上の三つの理由により立命館の大学院を選択しました。

研究をしていておもしろいと感じるときは?

研究をしていておもしろいと感じるのは、“わくわく”、“どきどき”を感じるときです。私は、未来・現在・過去、それぞれに面白さがあるように感じます。

未来の“わくわく”、“どきどき”は、研究が将来楽しくなるであろうという“わくわく”です。自分の研究が世の中に対して、新しい効果を確信したときの“わくわく”は、これから研究が面白くなるという期待感からくるものだと思います。また, 同時にモチベーションになります。例えば共同研究で今やっている研究が完成すると世の中が良くなるとわかったときの“わくわく”、“どきどき”は計り知れません。

現在の“わくわく”、“どきどき”は、実験が理論通りうまくいかず、あれこれ悩んだ後に解決法を思いついた瞬間の“わくわく”、“どきどき”です。この言葉にしがたい高揚感は、難題に直面してそれを乗り越え、一旦苦しみぬいた後にしか訪れません。

過去の“わくわく”、“どきどき”は、今まで積み重ねてきた研究が実を結んだとき、この研究を選択してよかったと噛みしめられる喜びです。過去の業績を見て、また頑張ろうという気持ちを起こす、そんなところに面白さが存在すると思います。

おもしろいと感じるのは人それぞれですが、“知りたい”、“作りたい”が根本にある人は、研究を楽しい・面白いと感じると思います。

今後の目標は?

日本の第一次産業、第二次産業を盛り上げていくことを今後の目標に研究を行っています。

現在、第一次産業である製造業のための産業用ロボット研究を行っています。現状の産業用ロボットは、人の代わりに一日中稼働させることが可能です。しかし、その分消費エネルギーが膨大となり、電気料金が会社の利益を圧迫しています。そのため、消費エネルギーを削減する研究を行っています。この研究は、理論・研究室の実験までは実現しています。しかし、実用現場の実現には至っていないため工場での本研究採用に向けて研究を完成させることを第一目標としています。

また、将来的には第一次産業のためのロボットの研究も行っていきたいと考えています。例えば、現在脚光を浴びているロボットによる植物工場などの研究を行いたいと思います。他の第一次産業を考えると林業・水産業・鉱業などがあります。それらをロボット化することで人手不足による廃業を阻止できると考えています。

また、現在IT化が進んだ結果、手紙はメールになり、ビデオ通話により人と会わなくても対話することができるようになりました。一方、食料品等の物質の運搬はどうしても避けることができません。さらに、IT化が進みインターネットを介して商品が注文できることも相まって運搬の需要が高まってきています。そこで、運搬コストを下げるため、現在の人の運転による運搬からロボットによる運搬にシフトチェンジしていくことも今後の研究の目標としています。

このように日本の産業を少しでも盛り上げていくための研究をすることが今後の目標です。

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