私立大学で有数の規模を誇る本研究科では、充実した研究環境と数多くの最先端の実験設備を取り揃えており、各研究室では、世界に通用する確固たる独自の研究成果を発信するため、多くの大学院生が日夜研究に取り組んでいます。ここでは、理工学研究科の大学院生の研究を皆さんにご紹介します。

  • 大学院生の研究 5人目 (ヌル ザリカ ビンティ カリル)

    機械システム専攻

    理工学研究科 機械システム専攻 博士課程後期課程 1回生
    飴山研究室所属

立命館の大学院を選んだ理由は?

私が立命館大学大学院を選んだ理由は、安心して勉強のできる環境が整っていることと、環境負荷の少ない材料開発の研究ができることです。

立命館学園は110年以上の非常に歴史のある大学であり、教育環境が整っているため、様々な国からの留学生が集まり、外国人の留学生にとって非常に有利な環境です。また、後輩の留学生から、安心して学生生活を送れる環境が整っていると聞きました。例えば、イスラム教徒のためのお祈りをする部屋があります。さらに、食堂ではムスリム用のハラルフードが提供されており、食事の選択肢が増えるとともに安心して食事をすることができます。

マレーシアでは、環境に優しい材料開発技術が注目されています。私は、機械材料に関して深い興味を持っています。そこで、環境負荷の少ない次世代の材料開発の研究ができることも、立命館大学大学院を選んだ理由の一つです。

研究をしていておもしろいと感じるときは?

実験をしている時に、楽しく感じます。様々な実験装置を使用することにより、材料に関する知識を深め、技術を学び、経験を積むことができます。このことにより、自身の研究への理解が進み、より興味を持つことができます。

研究では従来からの加工プロセスを用い、未知の材料開発を行っています。加工後、製作した材料の評価を行う時もまた、楽しく感じます。その材料がどのような特性を持っているかが、分からないからです。失敗することも多く、現時点では、まだ材料開発ができていませんが、新しい材料を生み出すための挑戦ができることに喜びを感じます。

さらに、研究室では様々な国からの留学生がいます。留学生との研究に関するコミュニケーションも、楽しく感じます。

今後の目標は?

次世代の材料開発技術に関してもっと勉強したいと考えています。

従来、高強度構造用金属材料の開発はより精緻な合金や、より均一で微細な結晶粒を持つ微視的構造への制御などにより進められてきました。しかし、金属材料の強度と延性は二律背反の関係にあり、両者を両立できませんでした。そこで、高い強度と同時に、大きな延性を持つ材料を開発することが研究の目的です。本材料の開発により、これまで強度または延性の不足で利用されなかった材料が活用されるようになります。長期的には、持続可能な低環境負荷の社会基盤づくりに貢献でき、本来の強度化のために行われてきた合金化も不要になると考えられます。

マレーシアにおいて、環境負荷の少ない材料開発は非常に重要な技術であり、その技術を日本で学び、現地の大学で学生達に指導し、国の発展に貢献したいと考えています。

※ザリカさんはマレーシアからの留学生として日本語で研究に取組んでいます。上記の文章はザリカさんが日本語で作成したものです。

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