活動報告
年間プログラム

オナーズ・プログラム開講式

5月6日(金)
志磨常務、石原先生、德川先生、薬師寺先生を交え、前期44名が参加

宮家邦彦客員教授によるグローバルシミュレーションゲーミング

5月15日(日)
第1回 「米国大統領選挙を疑似体験する」
6月11日(土)
第2回 「北朝鮮問題」
6月26日(日)
第3回 「国内で発生するテロに関する対応」
7月3日(日)
第4回 「東シナ海周辺事態」
10月1日(土)
第5回 「危機事態(パンデミック)と情報開示」
11月5日(土)
第6回 「201X年の南アジア情勢」
11月12日(土)
第7回 「中国のチベット・ウイグル問題を疑似体験する」
12月17日(土)
第8回 「南沙諸島問題(英語)」

APU国際学生との交流

6月11日(土)12日(日)
北朝鮮問題に関するGSG、交流会

岡本行夫客員教授による講演会及びゼミナール

6月6日(月)
ゼミナール開催、韓国研修の報告会
7月4日(月)
ゼミナール開催、自主ゼミ活動報告会
10月24日(月)
ゼミナール開催、アメリカ研修報告会
12月12日(月)
ゼミナール開催、自主ゼミ活動報告会

進路就職懇談会

7月3日(日)
オナーズ修了生5名による報告会、現役生との懇談会
12月17日(土)
オナーズOB・OG会・修了生・現役生との懇談会

海外研修

8月25日~9月1日
アメリカ合衆国
「戦争知らない」世代だからこそできる平和づくり〜米国研修を通じて〜
2016年8月25日から9月1日の間、「国際社会で活躍する人材養成特別プログラム」(通称:オナーズ・プログラム)の受講生5人が、アメリカ合衆国での米国人捕虜(POW)との対話をテーマにした研修に参加しました。
研修参加にあたって、本学法務研究科教授で、オナーズ・プログラムのコーディネーターの薬師寺公夫教授による事前講義が行われ、日本の戦後補償の歴史や現在における課題について深く学びました。
研修中は、ジャーナリストであり、「捕虜日米の対話」の代表の徳留絹枝さんの引率のもと、捕虜歴史資料館、トルーマン図書館、寛容の博物館、日系博物館に訪れ、歴史教科書からでは学ぶことのできない戦争の歴史にふれました。
交流の中では、現地の大学生や教授を含め、たくさんの方々とお互いの歴史観や平和の考え方について意見交換をする機会が設けられました。そして、日本の原爆投下やユダヤ人のホロコースト、慰安婦問題など、戦争を考える上で重要なトピックについて幅広い議論がなされました。
また、マスコミが同行取材し、初めて日本の大学生が米国人捕虜を訪れる歴史的瞬間として取り上げられることで、学生たちは緊張感と責任感が伴った中で研修に取り組みました。元捕虜の方々との直接の対話から、学生たちは、改めて戦争や平和が何なのかを考えました。そして、過酷な体験を経てなお、未来に希望を見出し、日本の若者に語りかける元捕虜の方々の優しさや寛大さに学生は感銘を受けました。
現地で出会った多くの方々は口を揃え、「同じ体験を二度と誰にも経験してほしくない」と言及されました。そして、レスター・テニー氏は「君たちこそ私たちの希望だ。過去の教訓が忘れ去られることがないよう、人類社会に二度と同じことが起こらないよう、君たちができるだけのことをして欲しい」と学生たちに、希望を託しました。
日米の関係は、思い出したくない過去ともしっかり向き合うことで、より強固なものになると思います。そして、私たちは、戦争を経験していないけれども、真摯に過去の歴史を学び、それを受けとめ、対話の中で他国との友好関係を築いていける「勇気」がある世代であるべきだと思います。
今回の研修での経験を通じて、日本が他国との関係で求められている努力、そして、国際社会で実現していかなければならない課題を再確認することができました。さらに、個人としても、平和実現に貢献していくために何ができるか深く考えさせられるきっかけとなりました。
国境を超えて個人と個人の交流が拡大していけば、平和はより維持されると信じています。そのためにも、国際社会で活躍する中で、積極的に相手のことを理解し、異なる考え方を受け入れようとする気持ちを持つことが大切であると思いました。そして「平和」という共通の目的を掲げて、将来、私たちがあらゆる分野から、様々なアプローチで貢献していける人材になると強く決心しました。
松本 舞(国際関係学部3回生)

インターンシップ

8月~9月
岡本アソシエイツ、キヤノングローバル戦略研究所