活動報告
活動レポート

テーマ:「世界と日本の関わり方」

世界と日本の関わり方 第1回

日時:6月9日(水)13:00〜14:30

岡本行夫客員教授(外交評論家・岡本アソシエイツ代表)による「岡本行夫客員教授連続講演会」と「国際社会で活躍する人材養成特別プログラム」受講生を対象としたゼミナールを6月9日(水)衣笠キャンパスにおいて開催した。

講演会では「世界と日本の関わり方 第1回」をテーマに、普天間基地移設問題の展望や日本だけでなく近隣アジア諸国へ与える影響、そして国際競争力の低下が目立ち始めた日本経済の現状と財政の健全化について語った。参加者は熱心に聞き入り、講演の最後には活発な質疑応答が行われた。

続いて「国際社会で活躍する人材養成特別プログラム」受講生対象のゼミナールでは、受講生から政治や経済、安全保障問題などそれぞれが興味を持つ事柄の質問が寄せられた。岡本客員教授は質問に対して丁寧に回答し、受講生は今後の学習の取り組みへより一層の刺激を受けた。

世界と日本の関わり方 第2回

日時:6月28日(月)13:00〜14:30

6月28日(月)衣笠キャンパスにて、岡本行夫・客員教授(外交評論家・岡本アソシエイツ代表)による特別講演会と「国際社会で活躍する人材養成プログラム」受講生を対象としたゼミナールを開催した。

2010年度前期第2回目となる本講演のテーマは、「開放性と多様性がなければ世界と競争できない」。日本経済について、近年日本人が保守思考にある点や二極分化している点を問題点に挙げ、今後の日本経済発展の鍵を示した。

ゼミナールでは石原直紀・国際関係学部教授も参加し、国際社会で活躍するために必要な相対感覚やアイデンティティについて触れた。また、学生からは政治、経済、社会問題などの質問が出され、岡本客員教授、石原教授はそれぞれに対し丁寧に回答、積極的なディスカッションが行われた。

次回講演会は7月16日(金)に衣笠キャンパス以学館2号ホールにて開催する。

世界と日本の関わり方 第3回

日時:7月16日(金)13:00〜14:30

7月16日(金)、衣笠キャンパスにて、岡本行夫客員教授(外交評論家・岡本アソシエイツ代表)による第3回「岡本行夫客員教授連続講演会」及び「国際社会で活躍する人材養成プログラムゼミナール」を開催した。

講演会では、「世界と日本の関わり方 第3回」をテーマに、参議院選挙後の国会運営の在り方や資源・エネルギー・環境・IT分野で日本が担うべき役割などを語った。岡本客員教授は「今後ますます進む国際社会の相互依存・相互交流の中で多様性を理解することが重要。国ごとのカントリースタディにとどまらず、地域全体がおりなす文化と連携体を捉えて欲しい」と締めくくった。連続講演会の最終回だけあって参加者からは多くの質問が寄せられた。ゼミ生は、熱心に岡本客員教授の回答に耳を傾けていた。

「国際社会で活躍する人材養成プログラムゼミナール」では、ゼミ生が「日本の平和教育の在り方を問う」、「基地問題から本土と沖縄の温度差を探る」など、これまで「国際社会で活躍する人材養成特別プログラム」で学んできた内容をさらに深めた研究成果を発表した。

岡本客員教授は終了後ひとつひとつの発表を講評し、ゼミ生は今後の学習へ意欲を高めていた。

2010年度 後期

*ゲストスピーカーの肩書は招聘当時のものです。

テーマ:「国際舞台で活躍するために」

学ぶ日本の安全保障

日時:11月1日(月)

11月1日(月)、衣笠キャンパスにて、岡本行夫客員教授(外交評論家・岡本アソシエイツ代表)による連続講演会及び、「国際社会で活躍する人材養成特別プログラム」受講生を対象としたゼミナールを開催した。

連続講演の第1回目となる今回は、尖閣諸島問題を巡る日中関係の問題を中心に、中国周辺の領土問題、日米同盟や日本の安全保障の課題について講演を行った。また岡本客員教授は、普天間基地問題にも触れ、紛争が生じた場合の日米安全保障条約の適用と日本の安全保障について語った。参加者からは、積極的に質疑応答する場面も見られた。

その後ゼミナールでは、石原直紀・国際関係学部教授司会進行のもと、受講生からは講演会の内容にとどまらない様々な質問が数多く寄せられた。岡本客員教授は、ネット社会に見られる日本の固有化に触れ、中国、沖縄、日本の三区域の現状と展望を述べ総合的にコメントをした。ゼミ生は熱心に耳を傾けていた。

プロ意識を持つことの重要性

日時:11月22日(月)

11月22日(月)衣笠キャンパスにて、岡本行夫客員教授(外交評論家、岡本アソシエイツ代表)による国際社会で活躍する人材養成プログラム受講生を対象としたゼミナール及び、連続講演会を開催した。

今回のゼミナールでは、エネルギー資源の問題を中心に日本の原子力発電についての講演を行った。また前回の連続講演会のテーマであった尖閣諸島に関する中国の主張の背景についても語った。ゼミ生からは日本の防衛政策から教育など多岐にわたる積極的な質問があがった。

講演会の中で、岡本客員教授は自身がエジプトで撮影した写真を交えながら、宗教について、とりわけイスラム教についての講演も行った。講演会を通じて岡本客員教授はプロ意識を持つことの重要性について触れ、「プロ意識を持てる分野を見出して欲しい」と語った。

東京特別講義

日時:12月11日(土)

「国際社会で活躍する人材養成特別プログラム(オナーズプログラム)」の特別講義「国際社会で活躍するために」を開催し、プログラムに所属する学生29名が参加した。

この特別講義は、12月11日(土)東京にて岡本行夫客員教授(外交評論家、岡本アソシエイツ代表)コーディネイトのもと、成瀬猛氏(前JICAパレスチナ所長)、佐藤大輔氏(外務省人事課総務班)、島内憲氏(前ブラジル大使)、加藤洋一氏(前ワシントン支局長)ら、国際社会の第一線で活躍している方々が登壇した。

特別講義では、現在の世界情勢や過去から未来の日本に対する各人の見解や信念など、経験に基づく貴重な意見や話があった。質疑応答では時間を越えるほどの質問が出され、講師の方々も熱心に答えていた。将来国際社会で活躍することを目指している学生たちは、大きな刺激を受けた様子であった。

また、講義終了後には、本プログラムのスーパーバイザーを務める宮家客員教授も加わり懇談会を催し、今回の各講師と学生たちはより深い意見交換をすることができた。学生たちは特別講義を受け、より一層学びへの意欲を高めていた。