参加学生によるプログラム・レポート

アクティビティレポート③(2015年派遣:タマサート大学)

Thammasat  | 2015年12月25日

文学部 仲野英生さん(3回生)

日本語でのレポートが久しぶりだなと感じるのは自分だけだろうか。こんなささいなことから日本での生活を懐かしく思うくらい、タイでの留学は充実している。


今回は、タマサート大学のPBL科目について報告したい。私が今期のタマサート大学の授業の中で特に楽しく、また興味深く勉強している科目はCorporate Social Business Responsibility and Marketing in South Asiaである。この授業では、タイの学生との交流が必要不可欠となってくる。またタイの学生以外にもロシア、韓国、台湾の学生も参加しており、彼らとグループを組んで学習していくのだ。そしてこの授業でもっとも特徴的なポイントはフィールドトリップの多さだ。フィールドトリップではアユタヤ、カンチャナブリ、ラチャブリーなどに出かけ、これらの観光地に出かけることによって沢山の交流が可能となり、また先生からその場所がどのような役割を担っているかを知ることができた。


このようなフィールドトリップとグループ活動を通して日本の大学との違いをみた。一つはただ授業内で話して聞くだけでなく実際に触れることである。二つ目は、先生との距離で、日本ではゼミや言語の先生を除いて、大学の先生との交流は課題についての質問以外あまりとらないのではないだろうか。しかし、タイの先生と学生の距離はものすごく近いと感じた。先生から話しかけてくる回数が非常に多く、普段は尋ねないような小さな疑問でも質問できる。


ほかの授業でも多くの関心や発見があり、本当に毎日が充実している。たまに授業でうたたねをしてしまうこともあった自分であるが、今ではそれが嘘のようだ。残りのタイの留学期間も悔いを残さないように、できる限りのことを吸収して帰りたい。