参加学生によるプログラム・レポート

アクティビティレポート④(2015年派遣:ガジャマダ大学)

Gadjahmada  | 2016年01月21日

国際関係学部 藤本聡美さん (3回生)

私が留学しているガジャマダ大学には、インドネシア各地の村に赴き、村で活動するという、コミュニティ・サービスという科目があります。このように元来、ガジャマダ大学は社会奉仕が盛んな大学であると言えます。
 
私の参加したボランティアはこれとは違い、各学部から数人学生が選ばれ、学生たちが共同でジョグジャカルタの近くにある村に赴き、社会奉仕をするというものでした。
村では主に、子供たちに英語を教えたり、一緒にゲームをしたりしました。さらに子供たちがよりよい学習環境を得るためにも、彼らの家庭の収入を安定させることが重要です。インドネシアには「ゴトン・ロヨン」とよばれる相互協力の概念が今も存在しており、それは特に村において実感することができます。この村の唯一の特産品はイグサのような素材から作られるかごで、村の人々はこれを共同で生産、販売しています。ボランティアでは、こうした村での生産について話し合う会議に私たちメンバーも参加させてもらい、様々なアドバイスを行いました。

村の子供たちがメンバーをいつもキラキラした目で見つめている様子を見て、こうして子供たちも彼らに憧れ、彼らが学んでいるガジャマダ大学というものに憧れ、これから努力を積み重ねていくのだろうと思いました。そうした大学で留学したことを誇りに思いますし、留学で経験したすべての物事や出会ったすべての人との縁は、一生自分の糧となり、自分を支えていくと信じています。