英国事務所設立5周年~その1

皆さまご無沙汰しております。日本は例年より早く梅雨入りを迎えたようですが、ロンドンの6月は昼間の時間が最も長くなり、この時期は夜9時半を過ぎないと暗くなりません。つい夜更かしをしてしまう季節です。晴天であれば気温も20度以上にまで上昇して、カラリとした気持ちのいい日々の到来を迎えます。寒く暗~い秋・冬の後なので、少しの晴れ間ですぐに半袖・タンクトップに裸足の人々が急増するのも無理はないかもしれません。

そして、来月7月1日は、実は英国事務所設立5周年記念日なのです!その時も今も一人オフィスに変わりはありませんが、この機会に何回かに渡って、英国事務所のこれまでを振り返る記事をお届けしたいと思います。どうかお付き合い下さいませ。

英国事務所での勤務は、2010年7月1日付けでスタートしました。忘れもしないサッカー・ワールド・カップ、南アフリカ大会の年でした。残念ながら日本チームは予選敗退でしたが、私もなんと初日から3日目くらいまでは、ここSOAS(ロンドン大学アジア・アフリカ学院)の第二キャンパス、Vernon Squareキャンパスにオフィスがあるはずが、部屋の準備がまだ、ということで、メインのRussell Squareキャンパスのリクルートメント・オフィスの夏休み中のスタッフのデスクにとりあえず座り、「借りてきた猫」状態になっていました。在英期間が10年以上の私でも「ええ加減やなぁ」とため息でしたが、ほどなく現在もオフィスがあるVernon Squareキャンパスへ移動することができました。

創業者の方のお話しには「机と電話一つから始めたんですよ」というフレーズが出てくることが多いかと思います。英国事務所は、といいますと、話しのスケールはグッと小さくなりますが(笑)、まさしくデスクと(現代らしく)PC一台というスタートでした。部屋数自体は3つありますので、まずはそれぞれの部屋の用途を考え、入ってすぐの一番広い部屋では立命館の資料を閲覧できるようにし、ちょっと座ってもらえるようにソファとテーブルを置きました。同じくらいの大きさ(小ささ!?)のあと2つの部屋は、一つを簡単なミーティングや接客ができるようにテーブルとイスを置き、残りの一つは自分の執務室兼物置(この用途の方が主??)として使用することにしました。あまりにもガランと殺風景な空間に、立命館大学とAPU(立命館アジア太平洋大学)のポスターや、JNTO(日本政府観光局)ロンドン事務所さんから日本の風景ポスターを頂いてきて貼ったり、人工観葉植物をいくつか購入して飾ったり、その他オフィス内の備品を段々と揃えていって数週間の内に「まぁオフィスらしくなってきたかなー」。オフィス開設してしばらくしてからの写真をご覧ください。

ドアを入ってすぐの部屋1

ドアを入ってすぐの部屋2

ミーティング・応接用の部屋
(まだテーブルがなかった頃)

執務室兼物置(この頃はキャビネットもなく、
「在庫」も少なかったなぁ~)

最初の頃に困ったのは、英国事務所として使用する電話番号が、以前は大学の「キャリア・オフィス」のものだったらしく、ひんぱんに間違い電話が掛かってきたことでした。加えて、英国内の建物や部屋は、IDカードでロックを解除しないと入れない場合が多いのですが、立命館英国オフィス、として独自のコードが設定されている(と信じていた)オフィスに、入室できないはずの学生さんがちょくちょく入ってくるのです。なんで~??、と思って再確認したら「ごめーん、コードを設定してなかったわー」・・・。このカードは毎年IDを更新する度に設定しなおさなければならないため、数年はトラブルが絶えませんでした。

ちなみに事務所の看板というかプレートももちろんありませんでしたから、アーティスト精神を発揮して(少なくとも本人はそのつもり)、ドアに貼るものを作成しました。5年経ってもしっかり機能してくれています(下の写真)。やっぱり、芸術性より耐久性です。

英国事務所として最初の大きなタスクは、翌2011年5月23日に予定していた開所式でした。これがまた案の定、一筋縄ではいかないオソロシイ出来事が待ち受けていたのですが、それは次回お話しさせて頂きます!


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