災害復興支援事業

ミャンマー・サイクロン/中国大地震
災害復興支援事業

The Project for the Support for Post-Disaster Recovery of the Myanmar Cyclone and China Earthquake

学生募金活動

事業背景

2008年5月4日、ミャンマーを大型サイクロンが襲い、続いて5月12日には中国四川省を震源とするマグニチュード8.0の大地震が発生しました。それぞれの災害による死者行方不明者はミャンマーで約14万人、中国で約9万人にものぼりました。

2008年当時、立命館大学には約1000名、立命館アジア太平洋大学には2,300名以上の国際学生を世界86カ国・地域から迎え、被災地であるミャンマーからは約80名、中国からは1,000名以上の学生・大学院生が両大学で学んでいました。また、交換留学・海外スタディなどで毎年2,000名を越える学生が、中国・東南アジアを含む世界各国に派遣し、交流を進めています。

  • 学生募金活動 学生募金活動
  • (中国)図書館 (中国)図書館

事業概要

  1. 「学校再建」支援を中心とした教育復興支援のための募金活動
  2. 復興諸事業への政策提言ならびに人材育成への協力
  3. 被災学生に対する学費免除

以上の3本の柱からなる具体的な行動を、広く学内外からの支援と協力を得ながら、実施しました。

ミャンマー・サイクロン
対象国 ミャンマー
活動目標 本・本棚の贈呈
経緯 学生が主体の募金活動、多方面からの募金、教職員の募金により集まったお金の一部を、本・本棚の購入費に当て、ミャンマーの小学校に寄付することに決定しました。
活動詳細 支援物資を確実に現地に届けるため、ミャンマーをはじめとするアジア・南アメリカ・アフリカ等で長年マングローブ植林活動を行っているNGO「マングローブ植林行動計画」の支援を受け、支援活動を進めました。
2009年8月に、立命館大学の職員がミャンマーを訪問し、支援物資の贈呈式を開催し、本や本棚、文房具、地図、遊具などを、5校の小学校、約1,000名の子どもたちに手渡しました。
また、ともに募金活動を行った学生たちの手作りのパズルや色紙なども贈呈し、現地に行けなかった学生たちの思いも届けました。
中国四川省大地震
対象国 中国
活動目標 中学校・図書館再建支援
経緯 震源地近くの北川県は、震災により甚大に被害を受け、再建が不可能になりました。そのため、元の場所から23キロほど離れた場所に新北川県を再建することとなりました。学校法人立命館は新北川県唯一の学校となる新北川中学校の再建を支援することに決定しました。
活動詳細 学生団体とともに学内外で募金活動を行い、その一部を新北川中学校の図書館一部の再建支援として、在日華僑連合会を通じて被災地へ届けました。
新北川中学校は2010年8月に完成しました。
学生との協同 立命館大学中国人留学生親睦団体である「立命館中国人留学生聯誼会」や「国際部国際協力学生実行委員会(CheRits)」、留学生支援団体団体「TISA」、日中学生交流団体「FreeBird」、立命館大学経営学研究科クラス会などと協力し、募金活動や学食でのチャリティーメニューなどを実施。
「災害支援推進委員会」委員長メッセージ

2008年5月4日、ミャンマーを大型サイクロンが襲い、続いて5月12日には中国四川省を震源とするマグニチュード8.0の大地震が発生しました。現在判明している死者行方不明者数はミャンマーで13万人、中国で8万人、被災者はそれぞれ250万人および460万人を上回っています。

被災地では、困難な状況の中、救援活動並びに二次災害防止活動が取り組まれていますが、国際的支援活動によって、それを励ますことがますます重要になっています。

学校法人立命館(学園)を構成する2大学、4附属高校・中学校、1小学校は、留学生の受入、学生派遣、共同研究、生徒交流、教職員交流・研修など、さまざまな形で、中国、東南アジア、世界各国・地域と協力しながら教育研究を進めてまいりました。

現在、立命館アジア太平洋大学は2,300名以上、立命館大学は約1,000名の留学生を世界86カ国・地域から迎え、被災地であるミャンマーからは79名、中国からは1,060名の学生、大学院生が両大学で学んでいます。他方、両大学は、交換留学、海外スタディその他の形で毎年2,000名を超える学生を、中国、東南アジアを含む世界各国に派遣しています。付属高校・中学校、小学校でも、サイエンスフェア、ホームスティ、教職員相互訪問などで中国等との交流が進められています。昨年4月、中国温家宝総理を立命館大学にお迎えしましたが、昨夏から本年春にかけて200名の学生が中国に招待され、大学生等と交流しました。国際協力事業では、中国から既に四川省を含む700名の大学幹部の方々が立命館大学を中心に研修を受けています。

このような本学園の国際交流と研究教育活動、ミャンマーと中国の被災状況を踏まえ、学園として「災害支援推進委員会」を設置し、以下の支援を行なうことを決定しました。

1. 「学校再建」支援を中心とした教育復興支援のための募金活動

1年間実施してきた募金活動(2009年5月末をもって終了しました。)は、学生団体、校友、父母、地域の方々、教職員など学園に関わる多くの方々からのご支援の結果、6,404,318円のご協力をいただきました。 また、本委員会へのご寄付以外にも学園関係者よる独自の募金活動により、5,799,174円(本委員会把握分)が関連機関へ寄付されました。みなさまのご支援・ご協力に改めまして御礼申し上げます。

今後は、募金活動で集めた支援金を基に、教育復興支援に向け具体的な支援を検討・実施していきます。また、具体的な支援活動につきましては、ホームページにて随時ご紹介させていただきます。 今後ともご支援・ご協力のほどよろしくお願いします。

2. 復興諸事業への政策提言ならびに人材育成への協力

立命館大学等の防災システム研究を踏まえ、両国の復興諸事業に関する政策立案や研究に協力するとともに、防災や復興を支える人材の育成にさまざまな形で協力します。具体的内容等は、両国の復興諸事業、日本国政府の支援等と調整しながら決定します。

3. 被災学生に対する学費減免

立命館大学並びに立命館大学アジア太平洋大学の規程に基づき、被災学生に対する特別奨学金を、学費減免の形で支給します。


2009年6月12日
「ミャンマー・サイクロン/中国・大地震災害支援推進委員会」委員長
(学校法人立命館 総長)
川口 清史