受託研修事業

JICA集団研修
「歴史都市の保全・防災と文化観光への活用」

Conservation and Risk Management of Historic Towns for Cultural Tourism

プログラム背景

本プログラムの前身は、2004年度まで「独立法人国際協力機構(JICA)大阪国際センター」(以下「JICA」)が開発途上国研修員を対象として実施してきた「町並み保全の手法と運営コース」です。2009年度より「歴史都市の保全・防災と文化観光への活用コース」と名を新たにして、本学が引き続き委託を受けて実施しています。

日本では1970年代から各地の都市が独自に町並み保全に着手し、文化財保護法にもとづく伝統的建造物群保存地区制度から地方自治体独自の条例による町並み保全まで、幅広い制度と手法で町並み保全を行ってきた実績があります。

近代化を進める各国において、町並みや都市景観にみられる文化的伝統を継承することの意義は、グローバル化する現代においてかえって重要性を増し、文化多様性の維持という課題として認識されつつあります。

本研修では、近代化と対立矛盾するものではなく、生きた町として歴史的町並みを保全し継承するための理念・調査法・計画法・制度づくりなどの理論の講義と現地訪問を通じて研修することが目的です。

プログラム概要

研修カリキュラムとしては、[1]日本の伝統的建築、[2]文化財保護・防災対策、[3]文化財保存及び世界遺産登録[4]歴史を生かしたまちづくり[5]観光政策、[6]調査・計画実習などといった内容で構成されています。

対象国 発展途上国(アジア、アフリカ、中東、中南米など)
対象者 開発途上国の文化財行政、都市政策・計画行政に携わる国家公務員、地方自治体職員。町並み保全・景観保全に関心を持つ大学等の研究者など
期間 1ヶ月
人数 10名程度
カリキュラム
  1. 講義:日本の伝統的建築概説、文化財保護・防災対策、組積構造の防災、歴史的環境保存と文化観光など
  2. フィールドワーク:京都の町並み・東日本大震災被害地(2012年実績)
  3. 報告会
言語 英語(必要に応じて通訳を配置)
費用 授業料、通訳費、フィールドワーク費、宿泊費、食費、交通費は全てJICAが負担します。他、業務管理費、業務人件費。
※詳細はお問い合わせください。
ロジスティクス JICAが施設との利便性を考慮して宿泊先を手配します。食事については、学校法人立命館が用意する場合を除き、JICAより必要な費用を支給します。
研修施設 立命館大学びわこ・くさつキャンパスを基本とし、フィールドワークでは地方自治体や他の研修機関を訪問します。
実績 2004年~2014年(8月~9月頃)