学生時代は、楽しく学生らしいことをして過ごせば良いと思いますね。ただ、過去の自分に対しては「お前、もっと本気で英語をやっておけ」と言いたいですね。今の仕事が、プロモーションするタイミングで一定のTOEIC®のスコアが必要なので、とりあえずその点はクリアできるよう学生時代に勉強して、スコアは取得しましたが、それはあくまで勉強・スコアであってビジネスでは使えない。最近、研修で海外に行くことも多いのですが、耳が慣れていない。日常会話は何とかなりますが、熱いディスカッションになってくると入れない。入れたとしても、ペースが上がっていくと、聞き取れないし、言いたいことも言えない。ビジネスで英語を使いう場面が増えつつあるし、年次が上がっていけばそう言う機会ぶち当たるので、最近、「結構まずいな」と。実際に使える英語力を学生時代に身につけておけば良かったと思っています。

学生時代、右肩上がりに体重が増えました。仕事を始めてからは、どうしても夜遅くなって健康管理が十分にできない。若干、言い訳っぽくもなるのですが、せめて時間のある時に健康管理をきちんとしておけば良かったなと。それから、いろんな人と付き合えば良かったなと思います。仕事を始めると、多くの人と出会う機会はたくさんあるのですが、普段会う人はまともな人、きちんとした仕事に就いている人が多い。ただ、そうではない、仕事では出会わないような人たちと話すのもすごく楽しいし、ためになることもたくさんある。仕事を始めると、いろいろな人たちとの出会いが限られるので、いろいろな人との出会いをもっとしておけば良かったと思っています。

自分自身を振り返って「やっておけば良かった」と思うことはあまりありません。やっておくべきことはやったかなと。学生時代は、学生時代にしかできないことをと思い、40日間バックパッカーとしてインドなどアジアを旅行しました。40日間、バックパッカーをするというのは、今は絶対にできない。どう考えても、1ヶ月休めないですからね。

私の在学時、国際関係学部には帰国子女が多く、海外旅行に行く友人も多かった。ちょうとUBC交換プログラムが始まって立命館が国際化を具体的に打ち出した時期で、みんなの目が海外に向いていました。それに対して自分はというと、みんなと一緒は嫌やというひねくれたところがあって、海外どころか、大阪から出るのも嫌でした。ただ、今振り返ると、もう少し視野を広く持っていれば、全然違ったキャリアを選んでいたかなと思います。