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 立命館大学国際関係学部 校友会 校友会業種別懇談会 #1「コンサルティング業界懇談会」
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(5)現在の仕事で楽しいことは
 
萬谷・・
なかなか厳しい業界のようですが、現在進行形でやっている仕事で楽しいと思うことはありますか。成功体験はよく聞くのですが。
   
森田・・ 仕事はInteresting、EnjoyやHappyだと感じることは多くない――

この質問はいろいろな人からよく聞かれることですね。楽しいって日本語的に難しくて「Enjoy」なのか、「Happy」なのか、「Interesting」なのか。Enjoyって言われることについては個人的には結構少なくて、苦しいことの方が多いですよ。考えなくちゃいけないし、客に説明しなきゃいけないし、もの作らなきゃいけないし。ただ、基本的にコンサルタントの人って話好きな人が多いのでディスカッションしているときが楽しですよね。喧々諤々言いながら、「お前こうだろう」「違うだろう」と言いながらやっているときは純粋にEnjoyなのかなと思いますね。Interestingという意味では、僕は常に仕事はInterestingだと思っていて、刺激的だし、やっぱり世の中的にどうなっているのか勉強して情報も得られるし、あんなこともこんなこともあるんだと発見が結構あるので、それはそれで仕事としてはそういうものがInterestingなのかなと。Happyというところでは、結構細かいのですが、ひとつのことを考えていて、問題とか課題とかがあったときに考えて、整理がきれいにできたとき。こういうような根本原因があるのだと分かったとき。これが原因で、こうしていかなくちゃいけないのだということが自分の中で納得・整理できた時が結構Happyかなと言う感じですね。

   
渡邊・・ ディスカッションをしているときが本当に楽しい――

コンサルティング業界って、お客様の先に行ってお客様のところで仕事をしている人が基本的に多いんですよね。でも、私はそうではなくて、会社、本社の方にいることが多いので、お客様と会って、最近ディスカッションしていると本当に楽しいですね。特にディスカッションが終わった後の世間話。選挙どっち入れるとかそういう話がめちゃくちゃ楽しいです。普段絶対に会わない人、年齢も違えば業種も違えば、バックボーンが違う人とそういう話をするのはすごく楽しいですね。

   
内田・・ お客様の高い要求に応えられたとき――

私はコンサルティング会社を新たに立ち上げましたが、課題を洗い出して航路を見つけていくというコンサルティングの基本は変わらなくて、その作業を例えるなら5000ピースのパズルを組み合わせて一枚の絵にしていくと言った作業なんですね。やっぱり最後の1ピースがハマったときには快感のひとことですよね。それがやっぱりコンサルの仕事では楽しいですね。それから、お客様の要求には高い要求というのが多くて、それに応えられた時には、楽しいですね。

   
中野・・ 火を噴いたプロジェクトの対応でお客様から「ありがとうございます」と言われたとき――

過去のことになるのですが、火を噴いたプロジェクトにアサインされて、何とか安定化できた後にお客様から「ありがとうございます」と言われると、それは幸せやなと思いながら仕事をしていますね。お客様も必死で、何とか状況を良くしたいと思っていて、何か知恵がないかと厳しい要求をされる。そこへ自分たちがネタを持ち寄って、ああでもない、こうでもないと案を出し、これでいこうと結構濃い議論がされるのですが、その打ち合わせが終わったときに「ありがとうございます」と言われるのは格別ですね。だからこの次もまた頑張ろうと思います。

あとは昨年から、弟子を二人育成しています。彼らの成長を体感できる時は幸せですね。

 
 
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