日本の子どもの競争力を高めたい―― 人生でひとつ確実にやりたいことは自分の子供をきちんと育てること。やっぱりこれは、本能なのか分からないけど、それはコンサルティングとかあらゆる仕事よりもよほど難しいのではないかなと思っています。自分の遺伝子を受け継いだものを奥さんと一緒にきちんと育てて、立派に育ってくれるというのは一番重要なことではないかなと。これは絶対やり遂げたい。 もうひとつは、将来的に日本の子どもの競争力を高めたいと思っています。海外に研修へ出るとそもそものマインドが日本人とは違うと感じますね。日本人って海外、例えば日本のアクセンチュアの人間って日本のお客様で、日本で仕事をしているんですね。もちろん、いくつかグローバルな案件はあるのですが、海外のアクセンチュアの人間ってインド出身の奴がオランダに行った、フランスに行ったと、グローバルな仕事、グローバルな企業を相手にしている。やっぱり視点が違う。その土壌には英語、語学もあるし、マインドもある。そういうのを育てていこうと思ったら、そもそも人格が形成された大学、二十歳では遅いし、それは高校、中学とかそんなレベルではない。というのも英語って中学からずっとやってきているのに、全然喋れないじゃないですか、日本人って。にもかかわらず、海外の人たちと伍してやらなければいけない状況があるから、どこを正すのかというと、小学生よりもっと小さいところからなんじゃないかとぼんやり思っています。でないと日本はもう耐えられなくなってしまうので、例えば2030年とかにどうなっているか分からない。そこを何かしらできれば良いかなと思ってます。夢はやっぱり子供がらみですかね。 |