IR Fellows
立命館大学 国際関係学部 国際関係学部 校友会
 立命館大学国際関係学部 校友会 校友会業種別懇談会 #1「コンサルティング業界懇談会」
前の記事 次の記事 一覧
国際関係学部のみなさんへ
国際関係学部校友会は、国際関係学部出身者による業界別、あるいは様々な属性別懇談会を順次開催していきます。
この懇談会は、国際関係学部で学ぶ学生のみなさんや、国際関係学部を志す受験生のみなさんのキャリア形成支援の位置づけとして開催するものです。
この懇談会が、国際関係学部で学ぶみなさんの未来に向けたキャリア形成の一助となることを、校友一同願っています。
 
 page 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
(1)コンサルティング業界を目指したきっかけは
 
萬谷・・ コンサルティングとは、業界希望者向けの本によると「影の主役」と呼ばれ裏方に回る仕事。なかなか学生の目に触れる機会の無い仕事だと思うのですが、どのようにコンサルティング業界の存在を知り、そして、なぜ、みなさんはコンサルティング業界を目指したのでしょうか?
1つ目の質問は、入社前の自分にタイムスリップして、当時のことを思い出しながら教えてください。
   
内田・・ 海外旅行に行くと言ったら、1ヵ月役員面接を待ってくれた
フロリダの海で真っ黒になって面接に臨んだら採用してくれた
そんな会社に興味をもった――

僕は就職活動当時、コンサルタントになるつもりはなく、金融をやりたくて、銀行やファンド・マネージャーを考えていました。ところが、無事に金融関係から内定を頂き、残りの学生生活を楽しもうと海外旅行に行く計画を立てていた時期に、応募していた別の会社から「役員面接に来てほしい」と電話が。ところがこちらは海外旅行の直前で、面接には行けない。やむを得ず「海外旅行へ行くので、1ヵ月待って欲しい」と伝えると待ってくれることになった。そして、フロリダの海で真っ黒になった自分を役員が面接し、採用を決めてくれた。変わった会社だなと思い、そんな会社に興味を持ちました。それがコンサルティング会社でした。

決めてはもう1つ。この会社には一度に150人が入社する。しかし、同期の大半は2、3年で辞めて他の業界へ散っていくらしく、色々な業界に人脈ができる。面白いなと思いましたね。それまで、金融をやりたいと思っていたものの、学生にとっては、金融も他の業界のことも全然知らない。知らない状態で金融に入り込んで行くよりも、コンサルタントとして、様々な業界の中身を見てから自分のキャリアを決めるのも良いなと考えました。
   
渡邊・・ 学部でGSGのシステム設計を担当しSEを目指した しかしSEより、IT系コンサルティングのほうがシステム設計に携われる――

もともとは、SEになりたいと思っていました。国際関係学部2回生全員が履修する科目「グローバル・シミュレーション・ゲーミング(GSG)」でシステム設計を担当したことがきっかけです。GSGは、毎年学生が主体になって前年の反省を活かして、運用ルールを変更し、それに対応してGSG運用システムを変更する。この作業に関わりました。「ルールを作り、システムを変える」とても楽しく、卒業後もSEならこういう仕事ができるだろうと。

ところが、SEを目指して就職活動を進めていくと、SEは御用聞き的な要素が大きいと感じました。お客様が「こうして」と言うと、「じゃあ、こうします」という部分が多い。学生時代にGSGで経験したことは「自分たちがこうした方が良いと思うから、こうしよう。システムもこれに合わせて作ろう」というものだったので、SEは少し違うなと思っていました。その頃、たまたま大学で開催されたセミナーでIT系コンサルティングの存在を知り、まさにこれだと思って目指しました。

   
森田・・ コンサルティング業界の存在は知らなかった
当時、僕は別にやりたいことは何もなかった
知り合いの「お前はなぜかアクセンチュアっぽい」の一言がきっかけ――

就職活動を始めた頃、コンサルタントという言葉さえ知りませんでした。ある日、先輩とその彼女、彼女の方も依然から知り合いだったのですが、と話をしていたら、彼女が「お前はなぜかアクセンチュアっぽい」という一言を漏らしたのです。実は、アクセンチュアは先輩が就職した会社だったのですが、当時は、会社名を知っている程度。彼女の一言をきっかけに「アクセンチュアって何だ?」「世の中にはコンサルタント会社というものがある、それは何だ?」というのが頭の中で回り始め、「やたらと忙しくて、やたらと自分が成長できるらしい」という情報だけを得て、就職活動を始めました。

当時、僕はやりたいことが何もなかった。「やりたいことは、いつか見つかるだろう」そんな甘い考えのもと、「それなら自分を最大限に伸ばす環境が整った環境で仕事をしよう」という発想だけでした。安直にも「コンサルティング業界なら自分を成長させられる」という情報を便りにこの業界を目指したのです。先輩の彼女が言っていたことが本当なら、「自分に似ている人がいるたくさんいるのだろう」。それも面白いなと思いましたね。

 
 
← 前のページ | page1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 | 次のページ →