松本:最後に夢と学生へのメッセージをお願いします。
経験したことは必ず将来につながる
藤善:民間の会社で働いてみたいという気持ちがあって、今は国際協力の仕事からは離れています。けれどいずれはまた何らかの形で国際協力の仕事に戻りたい。それが夢です。
学生さんに対しては、「やりたいと思ったことは、とにかくやっておいた方がいい」と伝えたい。バイトにしても留学にしても、将来必ず何かにつながっていきますから。
立命館のサポートをフル活用してください
浅川:夢は、現場でいわゆる「プレーヤー」として働くことです。通常、JICAの職員はその立場にありませんが、JICAの職員の中にも業務調整専門家といった役割で現場に出る人もいます。いつかそういうフィールドでも仕事ができたらと思っています。
学生の皆さんへのメッセージとしては、立命館大学のサポート制度をフルに活用してほしいと伝えたいですね。留学制度や奨学金制度、飛び級制度やインターンシップへの支援など、立命館大学は学生がやりたいと思うことに対するサポート制度が非常に充実していると思っています。それらを是非フル活用して、やりたいことにはどんどんチャレンジし、充実した学生生活を送ってほしいですね。
私の仕事が必要なくなる世界が夢
矢口:本当に実現したい夢は、私の仕事が必要なくなる世界をつくること。こういう仕事がなくても、みんながハッピーに暮らせる世界ができればいいなと願っています。 学生さんへのメッセージは、何でもいいから好きなことを見つけてください、ということです。人間は好きなことなら長く続けられる。それを見つけてほしいと思います。
国際開発が機能しているところを見たい
不破:私の夢は、国際開発がきちんと機能しているのを見ること。国連も、さまざまなNGOも、長い歴史を持っています。それにもかかわらず、どれだけの国が実際に良くなったでしょうか。もちろん小さな成果はたくさん出ています。それを柔軟性を持たせながらも、ある程度の方法として確立し、誰がやってもうまくいく方法をつくっていく。そんな仕組み作りに関わっていけたらと思っています。
学生さんに伝えたいのは、私も浅川さんと同じくいろんなサポートを活用してほしいということです。職員の人も親身になって相談に乗ってくれるし、先輩や卒業生に相談できるシステムもあります。ネットワークも含めて立命館の制度を活用すれば、きっと、将来役立つ糧を得られると思います。
中川:最後に一言だけ感想を言わせていただきます。今日、集まってくれた4人は、いずれも学生時代、私の授業を取っていました。今日みなさんの話を聞いて、私の教えたことが国際協力の一助になっていると感じられて、嬉しかったです。素晴らしい話をお聞きできたので、学生にも伝えたいなと思います。
松本:お話の中には、気づいていたけれど実行できていないこともあったし、それまでまったく知らなかったこともありました。今日伺ったことを今後に生かしていくことが、僕の課題。貴重なお話を聞かせていただき、ありがとうございました。 |