在学生が語る4年間

座談会「国際関係学部の4年間の学び」

グローバル・シミュレーション・ゲーミングで
外交のおもしろさ・難しさを疑似体験

グローバル・シミュレーション・ゲーミング
岡安
グループワークが中心だった1年目とは違い、2回生になると、授業でも自分一人で専門書を読み込み、発表する機会が多くなります。内容も難しくなり、調べる範囲も広がるので、勉強時間は格段に増えました。例えば国際関係学部ならでは学びの一つに、「国際関係学・グローバルスタディーズセミナー」があります。
清水
授業では毎回、フリードマンやケインズといった経済学者が著した「経済学の古典」といわれる文献を読み、要約して発表しました。難解な専門用語を読み解き、他の学生にわかるような言葉に要約するには、自分自身の理解力を問われます。かなり読解力が鍛えられましたよ。
田中
もう一つ、「GSG(グローバル・シミュレーション・ゲーミング)」は、国際関係を疑似体験できるおもしろいプログラムでしたね。私たち学生がそれぞれ国に分かれて各国のキーパーソンに扮し、外交シミュレーションに挑戦しました。
濱邉
私が扮したのは、アメリカのアクターです。隣国のアクターと交渉して協定を結ぶ一方で、マスメディアのアクターに対してその成果を発表するタイミングをうかがったり・・・。外交戦略を練り、その狙いが的中した時は胸が躍りました。
阪上
僕はエジプトのアクターとして、資源である石油を交渉の手段にして外交を展開しました。自国の強みを国際社会でどう生かすかを考え、実践に移す。そんな外交の醍醐味を味わいました。
藤田
そうですね。現実なら数十年に及ぶだろう外交史の流れを凝縮して体験できたのがおもしろかった。僕はドイツの環境大臣を担当。ドイツのエネルギー政策の利点を徹底的に調べ、他国の交渉担当のアクターに売り込みました。
清水
僕はメキシコ大統領として外交に臨みました。とりわけ国際社会での存在感の小さい国が、大国を相手に、互いに利益をもたらすような条約を締結するにはどう交渉すればいいか。それまで持たなかった視点で考えることができたのが収穫です。
藤田
確かに。ふだんは日本の立場で考えているけれど、自分がその国の人だったらどうするかを考えることで、客観的な視点を得られたように思います。
岡安
これまでニュースなどで報道される「結果」にしか目を向けていなかったけれど、「GSG」を経験して、そうした結果に至るまでには多くの折衝・交渉があり、大勢の人が関わっていることを学び、報道の見方も変わりました。