在学生が語る4年間

座談会「国際関係学部の4年間の学び」

目的をしっかり持って留学
日本では決して得られない学びがある

留学
田中
国際関係学部に入学して最も良かったのは、やはり留学など外国で学ぶ経験を得られたこと。高校時代から世界の貧困問題に関心を持っていた私は、現実を自分の目で見て確かめたいと思い、1回生の終わりに2ヵ月間ケニアを訪問。HIVを患い、貧困の中で生きる女性とその子どもたちを勇気づけるプロジェクトに関わりました。その後、2回生の時に1年間の交換留学でアメリカのウェスタンミシガン大学へ。留学前にケニアを訪れて自分自身の問題意識を明確にし、目的を持って留学したことで、より学び多いものにすることができました。マーケティングやアントレプレナーシップなどビジネスに関わる授業を積極的に受講したのも、ケニアでソーシャルビジネスプロジェクトに関わり、経済活動の重要性を思い知ったからです。また日本にいた頃は考えもしなかった人種差別も目の当たりにしました。生まれや肌の色が異なるというだけで社会的に抑圧され、偏見にさらされる友人を間近に見て、自分自身がどれだけ恵まれているかを実感したことも、得難い経験でした。日本で生活していては決して知ることのない経験や知識を得られるのが、留学のすばらしいところだと思います。
濱邉
私はDUDPで2年間にわたってアメリカン大学に留学したことで、田中さんと同じく意義深い学びを得ることができました。最初の1年間は、英語力を向上させることに集中。授業で現地の学生と互角に議論したり、友達と心おきなく話せるだけの英語力を培ってから、2年目に、それを糧にさまざまなことに取り組みました。学部では、平和学や紛争解決論を学びながら、課外では、異文化間の偏見や紛争をなくすことを目指す学生団体“Peace of East Asia in Creative Engagement”を設立。私たち一人ひとりが向き合うことなく、国同士の紛争や軋轢を解決することはできないと思い、中国・韓国・アメリカの学生を交えて歴史問題や領土問題などについて忌憚なく議論する企画などを実施しました。
岡安
私も、ボストンに短期留学した時、濱邉さんと同じことを感じました。今も胸に刻んでいるのが、政治学の授業で先生から言われた「あなた方一人ひとりが、国と国との関係を作る“ソフトパワー”だ」という言葉です。国際関係は、軍事や経済、政策といった局面だけで成り立っているのではありません。一人ひとりが外国や外国人と関わることでも国際関係に影響を与えられると知ってからは、大学でも留学生とも積極的に関わるようになりました。留学生寮でのボランティアを買って出たのも、そうした理由からです。教職課程を履修していたために、長期留学は難しかったのですが、短期でも留学できたことは良かったと思います。
藤田
確かに数カ月間では、英語力も十分には上達しませんが、たとえ短くても外国で学ぶことで日本では得られない経験を積むことができます。僕は、オーストラリアのシドニーで2ヵ月間の短期留学を体験。流ちょうには話せませんが、英語で意思疎通できるという自信を得られたことが良かったです。
清水
立命館大学は、学生の目的や状況に合わせて短期から長期まで多様な留学制度が充実しています。僕も、藤田さんと同じプログラムで4ヵ月間シドニーで学びました。イベントやパーティなどにも積極的に参加して現地の人と接する機会をたくさん作り、英語力を磨こうと努力しました。短期間の留学生活をどれだけ濃密にできるかは自分次第だと思います。