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アメリカン大学の学び体験記 杉本 泰良さん

アメリカン大学で学ぶ現役のJDP生から、現地の体験談が届きました!アメリカでの学生生活について「生の声」をご紹介します。

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杉本 泰良さん(2020年入学)

アメリカに渡航する一週間前の8月下旬、私は高揚感で溢れていました。なぜなら、アルバイトや友達、家族など日本と立命館で築いてきた生活に一時的に終止符を打ち、地球を半周した異国の地で新たな生活が始まろうとしていたからです。

高校の三年間をアメリカの西海岸で過ごしたため、ワシントンDCでの生活にそこまで苦労はしないと思い渡米しましたが、いざ行ってみると以前経験したアメリカとはまた違ったアメリカをこの一年間で体験することができました。西海岸ではアジアやヒスパニック系のアメリカ人が多く食文化といった環境への順応に苦労しなかったのに対し、DCではアフリカや中東、ヨーロッパなどの移民や留学生の方が多く、私にとっては全くといってもいいほど新天地での生活となりました。

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また、アメリカン大学がアメリカ合衆国の首都にある故、スミソニアン博物館や国会議事会、また各国の大使館などが集まるEmbassy Rowなどがあり、日本ではスクリーンを通して見ていた世界を生で見ながらアメリカン大学で国際関係学を学べたことがワシントンDCで学業に励む上での最大の魅力だと思います。アメリカン大学の学生の多くは、国会議事会でのインターンシップ、いわゆるHilltern(ヒルターン)、の獲得に没頭する学生も多々おり、とても刺激的な環境で勉学に専念できたのはとても貴重な経験でした。

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アメリカン大学では、講義スタイルが主流な立命館大学とは異なり、教員に課されたリーディングに基づいた討論スタイルの授業が多いため、最初からリーディングの多さには苦しめられ、幾度も徹夜で経験することにもなりました。そんな苦しい一面とは裏腹に、アメリカ、ワシントンDCだからこそ得られた経験、巡り合えた人々は四年間という長いようで短い大学生活における大切な思い出であり、財産だと思います。

また、私自身が西海岸でのアメリカを見てきた経験があるため、東海岸のDCで生活することによって見えてきた新たなアメリカ合衆国の貧富の差、人種や社会の問題を新しい視点から捉えることができるようになったと思います。