College of International Relations Ritsumeikan University

国際関係学部の4年間 4回生

FINAL YEAR

Final Year: Talk#01

就職活動

就職活動と大学での学修の両立のため、立命館大学のキャリアオフィスの専門スタッフが一人一人の学生を丁寧に支援します。就職活動中は東京や大阪のキャンパスでも支援が受けられます。オンキャンパスで行われる就職セミナーや企画も多数開催しています。また、国際連携学科の学生は、ワシントンD.C.においてさまざまな企業の就職のワークショップに参加できると同時に、日本からも支援を受けることができます。

3回生の夏休みには就職活動に向けて少しずつ動き出していました。就活ナビサイトが開催する企業説明会やインターンシップ説明会に参加したり、インターンシップに応募したりしていました。他には自身のこれまでを振り返ったり、どういう仕事がしたいかな、と漠然と考えるようになりました。(櫻井さん)

櫻井 巴絵
櫻井 巴絵

選択肢としては就職、大学院進学、海外大学院進学の3つがありましたが、現在は4年で卒業して就職する予定です。国際関係学部での学びや、これまで培った英語力をぜひ使って働きたいと考えていて、国際的な仕事に就きたいと考えています。(櫻井さん)

大学院に進んで修士号を取得する予定です。その後は、国連やASEANなどの国際機関や外交での仕事を見つけたいと思っています。研究者になるのもいいと思っています。(ジョーさん)

ティエン チェ ジョー

Final Year: Talk#02

何を学ぶかは自分次第。
自分の「国際関係学」を
見つけてください。

ティエン チェ ジョーさん
グローバル・スタディーズ専攻4回生
インドネシア出身

ティエン チェ ジョー

印象に残っている授業は「特別講義:サイエンスフィクションの視点から現代日本を見る」。SF作品を使って日本の文化や社会を読み解くというユニークな授業です。毎週の課題は映画を見ることと小説を読むこと。日本の社会や文化だけでなく、日本のSFについても多くのことを学び、フィクション作品が日本社会の現実の問題を巧みに表現していることに感動しました。このクラスは絶対にお勧めします。

私は元々心理学に興味があったのですが、高校時代に海外のニュースに触れて国際関係に興味を持つようになり、世の中の出来事を海外の人たちはどのように見ているのかを知りたい、自分が今いるインドネシアにとらわれずに物事を見てみたい、という動機で国際関係学部を選びました。実際に学部で学んでみて、国際関係学と心理学には多くの共通点があると感じました。

国際関係学部で学べるテーマは非常に幅広く、何を学ぶかは自分次第です。4年間ここで学んで、自分の知識を現実の世界に、そして自分の将来にどう生かせるかを考え始めています。私の関心はアジア太平洋地域にあります。中国語・日本語・英語を使って、インドネシアと、中国や日本など、アジア太平洋諸国との架け橋となるキャリアをスタートさせたいと思っています。

Final Year: Talk#03

卒業研究

担当教員やゼミの仲間と議論を交わしながら、自分の学びの集大成として卒業研究を仕上げます。4年間の学びは社会人として成長していくための基盤となります。卒業研究を通じて、国際関係学部で学んだ成果を形にすることは、将来のキャリア形成を考える上でも重要です。

テーマは「日本の労働市場における多文化共生の実現に向けて」です。様々な業種で外国人労働者が必要になっている今、どうすれば多様な背景を持つ人々が協調して働く場を作れるのか、コンセプト・制度を提言することを目標に書いています。(櫻井さん)

櫻井 巴絵
櫻井 巴絵

ゼミに所属する3回生から、各学期ごとにタームペーパーというレポートの提出があります。1回めのタームペーパーの時点から卒論に結びつきそうなテーマでレポートを書くようにしました。(櫻井さん)

最初は労働移民の歴史を調べるところからスタート。日本のほかに比較対象としてカナダ・オーストラリア・香港について調べていきました。次のタームペーパーでは、各国の労働移民の入国制度の一つであるポイント制を論じました。(櫻井さん)

櫻井 巴絵
櫻井 巴絵

各学期に1回、レポートの概要を発表する時間があり、発表後には先生、ゼミ生との質疑応答があります。その際に先輩から「英語圏ではない国(香港)も比較したほうが、日本の制度の改善点が見えてくるのでは?」とアドバイスをもらいました。自分一人ので考えでは気づけなかったポイントでした。(櫻井さん)

論理的に考えるとはどういうことかが分かってきつつある気がします。問題設定の仕方や論題を広げていくこと、そのコツを掴めてきているような。卒業論文はそれらの集大成であると思っています。(櫻井さん)

櫻井 巴絵
櫻井 巴絵

卒業後、国際的なキャリアを目指すうえで、多様な価値観を持つ人との関わりを大切にすることは欠かせないと思っています。その理由や、そのためにどのようにすれば良いのかを、卒論を執筆する中で学術的に考え、将来的に実践していこうと思います。(櫻井さん)

Final Year: Talk#04

期待通りで想像以上、
本当に色々なことが
できる学部

櫻井 巴絵さん
国際関係学専攻4回生
京都府出身

櫻井 巴絵

「大学では英語の勉強もしたいし、英語で勉強もしたい」と思っていたので、国際的課題を色々な方向からアプローチして勉強できる国際関係学部を選びました。「幅広く色々なことを」というところが魅力的だと思いました。

私は授業内容の大まかな内容が自分でレクチャーできるようになるまで勉強することを心がけてきました。講義によってはそこに到達するまでにかなり時間を要したものもありました。

定期テスト前はものすごく勉強しました。1・2年生の頃は週5〜6回、友人とIRラボで3時間ほど勉強し、週末も大学に行ったときは5〜6時間はやっていました。テストが終了した時の達成感や解放感は頑張った分だけ本当に大きかったです。

所属学部の新入生をイベント等を通じてサポートするオリエンテーションコンダクター(通称オリター)という団体に所属し、「サブゼミ局」というチームでリーダーとして活動していました。

春学期の間、1週間に1回のイベントを16回、新入生同士のコミュニティを広げ、学部での学びにつながるような企画をチームで一生懸命考えました。春休みの間は企画書を作成しながら新入生に会うことを楽しみにしていました。春学期にはイベントが終わればまた次のイベントのことを考えて、と忙しい生活を送っていましたが、そこで得られた充実感、仲間、後輩とのつながりは本当に大切な思い出です。今でもチームのみんなや後輩とご飯に行ったりします。

オリター活動や、Educational Supporter(授業のサポート)、アカデミックライティングチュートリアル(1年生のレポート作成のサポート)などで教授や職員の方々とも多く関わってこれたことも得難い経験だったと思います。勉強はもちろん、本当に色々なことができるなと実感しています。