College of International Relations Ritsumeikan University

国際関係学部の4年間 2回生

SECOND YEAR

2nd Year: Talk#01

プログラム選択

IR専攻学生は2回生から「プログラム」に所属し、プログラム毎に定められた単位数を卒業までに取得する必要があります。4つのプログラムがあり、それぞれ専門科目が設定されています。どの分野の知識をより深めていきたいのか、よく考えましょう。

国際秩序平和プログラム

国際社会のダイナミズムを学び、
新しい国際秩序のあり方を探る

国際文化理解プログラム

高度な異文化理解力を身につけ
共生社会の実現にアプローチ

国際協力開発プログラム

持続的な社会と経済発展を両立する
国際協力・開発援助のあり方を学ぶ

国際公務プログラム

国際関係の学びを国内外の
行政キャリアへと繋ぐ少人数養育

2nd Year: Talk#02

GSG
(グローバル・シミュレーション・ゲーミング)

国・地域や国際機関といったアクターに扮し、国際政治や国際経済の大きな動きの中で「課題設定」、「政策立案」、「交渉過程」、「政策行使」という一連のプロセスを擬似的に体験することで、国際関係の動きを学びます。IR専攻学生とGS専攻学生の学生混成のクラス編成を行い、両専攻の学生が共同で課題に取り組みます。

私の役割はアメリカ合衆国大統領でした。大統領としてアメリカの意思決定を担当し、他の国の首脳たちとのコラボレーションを楽しみました。交渉、議題作成、政策立案についてより実践的な立場から学ぶことできました。(ハドソンさん)

ハドソン アシュリー ニコル
ハドソン アシュリー ニコル

GSGはセメスターの終わりごろに1日をかけて行われます。その前に、GSG当日を目指して、チームで事前調査に取り組みます。チームの全員が同じ考えを持っていることを確認するために、お互いにコミュニケーションをとりあうことも大切でした。(ハドソンさん)

GSGではこれまで学んだことを実際に使ってみることができます。そして、より専門的な学習への第一歩にもなるでしょう。(ハドソンさん)

ハドソン アシュリー ニコル

2nd Year: Talk#03

英語プログラム

TOEFLおよびCEFRの国際標準規格を基にした能力別クラス編成(25名まで)を行い、4つのコース、国際英語(EIS)・ブリッジコース(BIS)・アカデミックスキル(AS)・集中コース(IEIS)で英語による専門講義の履修と交換留学に備えます。

1年次にはクラスメイトの英語のレベルの高さに圧倒され、追いつこうと必死でした。クラスメイトそれぞれに得意分野(Listening, Reading, Writing, Speakingなど)は異なりますから、仲間を増やしてアドバイスをもらい、協力しながら授業で課される多くの課題を進めていました。それがモチベーションにもなり、結果的に英語力の向上になったと思います。(櫻井さん)

櫻井 巴絵
尾澤 崚太

入学当初は単語量が圧倒的に少なく、授業でも分からない単語が多かったのですが、長文読解や洋書、専門書などで出てきた分からない単語をメモして何度も復習するようにしました。ReadingやListneningの力がとても伸びたことを実感しています。(尾澤さん)

基準の語学力に到達した学生は、自分が所属する専攻、言語をこえて科目を履修できます。日本のキャンパスにいながら、英語圏に留学するのと同じ多くの国際学生と英語で学ぶ学習環境が用意されています。一定の科目を修得した学生は 言語や文化を越境する力を有した「バイリンガルラーナー」として認定されます。

2nd Year: Talk#04

夏休み

1回生の時は、アメリカのロサンゼルスにいる親戚のところに1週間行き、そのまま高校時代の留学でお世話になったカナダ・アルバータ州のホストファミリーのところに1週間行きました。(櫻井さん)

櫻井 巴絵
尾澤 崚太

英語の勉強をしました。留学に必要なIELTS試験のスコアを目指して、語彙力や文法など、初心に帰って基礎から叩き直しました。大学の図書館では夏季休暇にもかかわらず、周りの学生も必死に勉強しているので、凄く刺激を受けながら勉強していました。(尾澤さん)

琵琶湖の花火大会に友達と行ったのが思い出です。大学の近くでも京都五山送り火(大文字焼き)など京都ならではの行事が行われており、日本の文化を身をもって体験することができました。(尾澤さん)

尾澤 崚太
ティエン チェ ジョー

琵琶湖の花火大会に行きました。花火は本当にすばらしく、とても楽しかったです。ただ、あまりにも観客が多く、京都に帰れないのではないかと不安になるほどでした。(ジョーさん)

家族に会いにアメリカに帰りました。大学生活が始まってしばらく家族に会えていなかったので、久しぶりに会えてすごく嬉しかったです。その休暇中に、UBCの友達の友達に会いに、カナダのバンク―バーにも行きました。(ハドソンさん)

ハドソン アシュリー ニコル

2nd Year: Talk#05

正課でも課外でも
アクティブに挑戦する

尾澤 崚太さん
国際関係学専攻2回生
北海道出身

尾澤 崚太さん

国際的な学びをしたい、英語を習得したいというシンプルな理由で入学しました。コロナウイルスによりグローバル化の弱点が露呈しましたが、今何を考えるべきかなど、情勢に沿った学びができるのが国際関係学部の魅力で面白いところだと感じます。

印象に残っている授業は「平和学入門」。普段からよく聞く平和という言葉ですが、その意味するものは何なのか、そして日本人として平和にどう向き合っていくべきかを考えさせられる授業でした。

「霞塾」(公務員就職希望者向けの課外講座)に参加し、グループで日本社会における課題に対して政策提案を立案し、プレゼンテーションを行いました。他学部・他キャンパスのメンバーと一つのものを作り上げていくことは容易ではありませんでしたが、最終的には納得するものを作り上げることができました。

2nd Year: Talk#06

留学

留学の目的や意義は一人ひとり違うはず。立命館大学ではそれぞれの目的や状況に応じた多様な留学プログラムが提供されています。

文献を読んで知ることと、現地で話を聞いて知ることの違いを体感し、そこから一つの気づきにつながったエピソードです。マラ工科大学(マレーシア)に留学したのですが、現地の友人の大半はイスラム教徒です。これは私の先入観だったのかもしれませんが、宗教とはかなりデリケートな話題だと思っており、失礼のないように気をつけていました。(櫻井さん)

櫻井 巴絵
櫻井 巴絵

実際は、みなさんオープンに、明るく色々と教えてくれました。例えば、イスラム教徒は1日に5回お祈りの時間があるので、一緒に出かけていると「お祈りしてくるね!」と途中で礼拝堂へ行きます。また、宗教のことだけではなく、政治システムや外交のことも詳しくわかりやすく教えてくれました。(櫻井さん)

「日本はどう?」と言う質問に答えながら、「現地のことを知りながら日本のことも発信できる…これが現地で聞いて知ることの良さだ」と体感しました。(櫻井さん)

櫻井 巴絵
櫻井 巴絵

そこで気づいたことが、「果たして私は彼女たちのように日本の宗教観や政治について、何も知らない人に説明できるだろうか」ということでした。当時はその自信がなかったため、知って満足するのではなく、どんなことでも学び続ける姿勢は無くしてはいけないなと思いました。(櫻井さん)