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プロフェッショナルワークショップ(ビジネス)ゲスト講義を実施

立命館大学国際関係学部は、所属学生のキャリア形成支援を目的に、2013年よりプロフェッショナルワークショップを開講しています。日本語プログラムはビジネス、ジャーナリズム、公務に分かれて実施されており、それぞれの進路を志望する学生が、現場経験豊富な教員や第一線で活躍するゲスト講師による指導を通じて学んでいます。

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523日には、AIGジャパン・ホールディングス副会長・国際協力銀行(JBIC)取締役の近藤章氏をゲストに迎え、国際金融と企業財務について、近藤氏のキャリアに沿って講演が行われました。国際金融や企業財務の第一人者として内外で活躍された背景には、『礼記』の「禮ハ往来ヲ尚ブ」という句を常に実践されてきたことがバックボーンにあり、これは万国共通であることを学びました。講演後には、企業のリスク管理、教育と多様性、世界で通用する人材についてなどの活発な質疑応答が行われました。

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530日には、株式会社マッキャンエリクソンの谷津かおり氏をゲストに迎え、広告代理店における戦略プランナーとしての業務および社会における女性の働き方について講演が行われました。企業イメージや商品・サービスの広告戦略を作り上げる舞台裏について、学生たちは臨場感のある具体的な事例から学びました。また、プロフェッショナルであることと母であることは二者択一ではなく、どちらの経験も相互に活かされ融合されてゆくものだというお話に、学生たちは聞き入っていました。講義後には、広告代理店でのさらに具体的な業務について、またそこで働くための資質などについての活発な質疑応答が行われました。

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66日には、パナソニック株式会社の吉田朋樹氏をゲストに迎え、産業の動向、グローバルなサプライチェーン、そして吉田氏の「仕事と社会と私」をテーマに講演が行われました。国を超えてサプライチェーンを全体最適に導くことの難しさについて、具体的なケースなどから学びました。国際関係学部の先輩でもある吉田氏には、学生時代から社会人として自立してゆく過程やご自身が仕事に向かう原動力などについての質問にも真摯に答えていただきました。日常の平和で安全な生活を与えてくれている日本社会への恩返しとして国際的に貢献したいというお話に、学生たちは聞き入っていました。