教員紹介

Yoshio Nakatani

仲谷 善雄

仲谷 善雄
所属学部
情報理工学部
職位
教授
専門
認知工学
担当コース
主な担当科目
認知工学、人工知能、ヒューマンインンタフェース
研究分野・テーマ
思い出工学、感性工学、人工知能、知識工学、認知科学、ヒューマンインタフェース、ヒューマンインタフェース・インタラクション
過去の部活動
バドミントン
得意な科目
数学、英語
おすすめの書籍

ゲーデル、エッシャー、バッハ―あるいは不思議の環ダグラス・R. ホフスタッター 白揚社ドグラ・マグラ夢野久作 角川文庫時はいつ美となるか大橋 良介 中公新書

情報理工学の魅力・面白さとは、どのような点にあると思われますか?

「情報」は21世紀を語る場合に欠かせないキーワードであり、情報理工学は21世紀を創る技術です。計算機を動かすための基本的な技術から、計算機や情報機器を使って高度なサービスを提供するための技術まで、非常に幅広い領域が研究開発の対象になります。ホットで、チャレンジングで、クリエイティブな領域であり、これで面白くない訳がありません。

立命館大学の情報理工学部は、他大学の同系学部とどのように異なるでしょうか?

「世界レベルな教員と世界レベルの研究を幅広く行える点」だと思います。私学の中で、最大規模の人数の教員や研究者がいて、学会の会長や理事などを務める人も多く、論文誌や国際会議などで多数の賞を受賞されているというのは、誇れるものだと思います。教員については、研究のレベルや意欲、教育に対する意識が高いことはもちろん、協力的で協調的である点も特筆すべきだと思います。

先生の代表的な研究・活動内容、現在の研究テーマについて、教えてください。

認知工学というのは、人間の心理や認知の特性に基づいて情報システムを設計するための方法論です。研究室ではこの方法論を、防災、交通・観光支援、思い出工学、感性工学の4つの分野に適用して、具体的に人間の生活を支援する情報システムを設計・構築・評価しています。この内、思い出工学は、災害などで写真、日記、プレゼントなどの思い出の品を失った人を対象に、思い出の想起を支援するシステムを構築し、想起された思い出を使って似た経験をした人どうしを結び付けてバーチャルなコミュニティを構築したり、知識・経験の継承を支援する研究で、私が提唱し、世界をリードしています。

今、注目している技術・テクノロジーについて教えてください

技術ではありませんが「不便益」という考え方が重要だと思っています。我々工学者は便利さや効率を重要と考え、いかに正確な情報を、リアルタイムに、できるだけ多く、提供できるかを追い求めてきました。しかし一方で、不便であるからこそ得られる益があるはずです。これが不便益です。我々はこの考え方に則って、例えばあえて詳細なルート情報を提供しない観光ナビシステムを提案しました。観光では、非日常の体験ができるということが重要で、目的地に着くことは、場合によっては副次的なものです。詳細なルートをあえて提供しないことにより、ユーザは周囲を見るようになり、結果として、新しい道や店の発見や、地元の人たちとの会話が促進されます。NHKにも取り上げられたこのようなアプローチは、情報理工学に一石を投じるものだと確信しています。

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