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大津 耕陽 助教

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所属学部
情報理工学部
職位
助教
専門
ヒューマンコンピュータインタラクション
担当コース
社会システムデザインコース
主な担当科目
Webアプリケーション、先端社会デザイン概論、実践プログラミング演習
研究分野・テーマ
ヒューマンコンピュータインタラクション、知覚情報処理、感性工学、対話エージェント
過去の部活動
放送委員会
得意な科目
物理、美術、地理
苦手な科目
英語、古文
おすすめの書籍

インタフェースデザインの心理学Susan Weinschenk オライリージャパン 妄想する頭 思考する手 想像を超えるアイデアのつくり方暦本純一 祥伝社 独創はひらめかない ―「素人発想、玄人実行」の法則金出武雄 日経BP

Message

卒業後、情報理工学部で学んだことはどのように役立つでしょうか?

身の回りのコンピュータがどのような仕組みで動いているのかが想像できるようになります。これは、情報分野の技術者としての視点から、情報システムの良いところを見つけたり、もっと良くできることを提案したりできるようになるということです。単に情報システムを利用するユーザとしてでなく、技術者の視点から問題の発見、提案や実現ができることは、こんにちの情報化社会を歩んでゆく上でも大きな力になっていくと思います。

立命館大学の情報理工学部は、他大学の同系学部とどのように異なるでしょうか?

国内の情報系の学部としては有数の規模であることです。情報という分野はとても広い分野ですが、そういった中から自分が本当にやってみたいことを学べる・見つけられる環境であると思います。また、情報理工学の分野には、心理学や脳科学などの異分野と関連した研究トピックもあるので、ITにまつわる学際的な事柄を学んでみたいという方にもおすすめできると思います。

先生の代表的な研究・活動内容、現在の研究テーマについて、教えてください。

私は、人間の臨場感や共感といった感情を引き出す「心を動かす」情報システムのデザインに興味を持って研究を進めています。これまで、大学生の心の悩みの解決を支援するチャットボットや、コンサート会場での一体感を支援するデバイスなど、人間の「心の動き」が起こる状況に着目して、その支援を行うツールを開発する研究を行ってきました。また、コンピュータが人間の「心を見る」ための技術として、顔を撮影したビデオ映像を解析することで心拍数を推定する方法に関する研究を行っていたこともあります。最近は特に、対話型のロボットやエージェントを使った高齢者の支援に興味を持って研究を進めています。

今、注目している技術・テクノロジーについて教えてください。

コンピュータが目で見たものの意味を理解する「画像理解」という研究分野に着目しています。例えば最近では、写真の説明文をコンピュータで生成する試みや、ある写真の内容に応じた質問の答えをコンピュータに自動的に生成させようとする試みが数多く行われています。こういった技術は、将来人間と話題を共有し、共感をしてくれるアシスタントの実現につながっていくかもしれません。

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