Jiaqing LIU

劉 家慶 助教

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所属学部
情報理工学部
職位
助教
専門
コンピュータビジョン
担当コース
メディア情報コース
主な担当科目
メディア実験、確率・統計
研究分野・テーマ
マルチモーダルAI、映像メディア処理、感情・認知・行動認識
過去の部活動
卓球、水泳
得意な科目
物理
苦手な科目
化学

Message

立命館大学の情報理工学部は、他大学の同系学部とどのように異なるでしょうか?

国際的な学習機会充実と多様化する情報学を幅広くカバーするところだと思います。

先生の代表的な研究・活動内容、現在の研究テーマについて、教えてください。

深層学習は、コンピュータビジョンや音声認識、自然言語処理などの様々な分野に活用され、その有効性が検証されてきました。そのほとんどはシングルモーダル学習に基づく手法です。一方、実応用において、様々なセンサーから得られるマルチモーダル情報が主であり、この考慮が必要です。そのため、マルチモーダル深層学習は、人工知能分野における重要な技術として、確立すべき課題です。効率的で正確なマルチモーダル深層学習法を開発し、医療・健康分野へ応用することを目指しています。現在以下の研究テーマについて研究を行っています。
① 歩行や表情映像解析によるマルチモーダル感情認識
② 音声、表情、動作解析によるうつ病予測に関する研究
③ マルチモーダルジェスチャ認識による医用画像のタッチレス可視化

これから入学する学生に、どんなことを期待されますか?どう成長してもらいたいですか?

現在、AI、VR/ARなどの技術が急激に発展していますが、明確な最適解がない複雑な課題も山積みです。このように、変化が急激な時代だからこそ、自ら考えて勉強する能力は、より一層重要です。学生自身が独力で問題を発見し、文献などを調査しながら解決していく勉強に取り組んでほしいです。また、最先端の研究を世界に発信することは、決して易しいことではなく、失敗や挫折を乗り越えることも重要です。常に新しいことに挑戦する勇気を持つように、困難や厳しさを乗り越えて目標を実現していく力を身につけほしいです。

今、注目している技術・テクノロジーについて教えてください。

近年、人間のように計算機が複数のモダリティ情報を活用し、対象の課題に対して正確に予測や判断、推論する試みが重要しされ、整備されつつあります。さらに人に近づけたAIの実現には、多面的な情報を融合し解析・認識するような新たなAIモデルの構造が重要となります。歩行、表情、生体信号のマルチモダリティAIの開発と人間の感情や精神状態の自動認識への応用に関する研究を進めています。

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